七代目 三遊亭円楽のブログ

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落語家・七代目 三遊亭円楽が日々の出来事・落語・映画について徒然なるままに語ります。
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昨日、昼は【しのばず寄席】。

楽屋入りすると、萬橘副会長が『天災』で沸かしている真っ最中!

負けじと会長の私も『試し酒』を口演。いいお客様でした☆

暑い平日の昼にも拘わらず、大勢様の御来場で有難うございます(泣)。

夜は〈歌舞伎座〉にて【七月大歌舞伎】の夜の部を鑑賞。

先ずは『鎌髭』。

落語『中村仲蔵』に出てくる狂言ですが、初めて観させて頂きました。ガツンと荒事、存分に堪能。

続いて『め組の喧嘩』。

元々が派手なところへ持ってきて、辰五郎が團十郎丈ですから、楽しくない訳がない。

締めは『春興鏡獅子』

團十郎丈、お嬢様のぼたんさん、ご子息の新之助丈が揃い踏み。

観ながら「お母さんが見て喜んでる」と云う月並みな言葉が頭に浮かんだのは、決して私だけではないかと。大いに感動しました。

さて…本日は、好好と野球観戦に行ってきますネ~♪





昨日は【両国寄席】の楽日。

人気者の萬橘師匠がトリでしたので、満員御礼!

また、とてつもなくいいお客様でしたから、気持ち良く『七段目』を口演させて頂きました♪

主任の萬橘師匠は『千両みかん』で、ドッカンドッカン☆

終演後は、楽屋に顔を出してくださった前副会長の楽之介師匠も交えての打ち上げで大盛り上がり!

いやはや、良き楽日でした。

大変お暑い中を御来場くださった皆様方、心より御礼申し上げます(泣)。

さて…本日、昼はしのばずで、夜は歌舞伎を観に行って参りますネ~♪





チャールズ・ブコウスキーの『勝手に生きろ!』(河出文庫)を読みました。

ただただ延々と「勤めては呑んでクビになり、勤めては呑んでクビになり」を繰り返すばかりなんですが、それでも頗る面白い。

一見、人間が小さく見える主人公チナスキー(ブコウスキー)は、逆にとんでもなく人間が大きいのです。

独特の表現も楽しく…



「開いたままの女の口が、おれの口に押しつけられた。

唾と玉ネギ、気の抜けたワインと四百人の精液(おれの想像だが)の味がした」



「おれはコップにポートワインをなみなみと注ぐ。

それはひどい酒で、飲んでるあいだ他のことを考えないと、その場で吐いてしまうようなしろものだった」



…そんな酒、呑むなヨ(笑)。

既成概念をぶっこわす表現は、まるでポエム…



「要するに、おれは人生にうんざりしていた。

ただ食べたり、寝たり、服を買うためにしなくちゃならないことそのものにだ。

だからおれは、ベッドのなかで飲んでいた。

飲んだところで世界がなくなるわけじゃない。

でも、世界のほうもこっちの首を絞めたりはしない」



「ほとんどすべての人間は作家だ。

歯医者や自動車の修理工になれるだろうなんて、全員が思いやしない。

でも、自分は作家になれるとはみんな知ってる。

この部屋の五十人の男のなかでたぶん十五人が、おれは作家だと思ってることだろう。

ほとんどすべての人間が言葉を使い、それを紙に書くことができる。

つまり、ほぼ全員が作家になれるってわけだ。

しかし幸運なことに、ほとんどの人間は作家ではなく、タクシー運転手ですらなく、そして何人か、かなり多くの人間は、不幸なことに何者でもない」



「聖書は『汝の隣人を愛せ』って言ってるわ」

「そりゃ、ほっとけって意味だ」



…ブコウスキー作品には、不思議な痛快さがありながら、人生観をひっくり返されてしまうパワーもあります。

皆様、是非。



昨日は〈歌舞伎座〉へ。

【七月大歌舞伎】の昼の部を鑑賞。

『末広がり』は、コミカルな隼人丈が良かった。傘の曲芸も、お見事。

『時今也桔梗旗揚』は、幸四郎丈の〈台詞〉ではなく〈肚〉で思いを語る芸に陶酔。

目玉は『御浜御殿綱豊卿』。

かのブラック師匠を歌舞伎好きにさせたきっかけの作品。

いや~、痺れた。

仁左衛門丈演じる綱豊卿、度量が大き過ぎ。

それに丁々発止で応えた幸四郎丈の助右衛門も最高。

御年82歳の仁左衛門丈、衰え知らず。

仁左衛門丈がご出演される舞台は、これから先、決して見逃すまいと心に決めました。

16日(木)には、夜の部を観に行きます☆楽しみぢゃ~♪



昨日、昼間は次男とペアルックでお出掛け♪

夜は【両国寄席】。

開場前、鯉三郎さんに教えた『三味線栗毛』を聴かせて頂きましたが、却って勉強になりました。

聴きながら「此の人、意外に(?)怪談噺が似合うかも…」と思ったりして。

彼で『宗悦殺し』を聴いてみたいナと思った次第☆

開口一番は、鳳志師匠に入門したばかりの一番弟子・心一(ここいち)。

御年43歳の彼が口演する『桃太郎』は、ルーキーにも拘わらずいぶし銀の香り。

此の香りを嗅いだのは、今の好志朗が〈西村〉と名乗っていた前座の頃に口演していたのを袖で聴いて以来。

仲入り前の楽麻呂師匠は『船徳』。

おこがましいですけども、本題も然ることながら、いつもマクラが素晴らしい。

オチが「こう来る!」とわかっていても笑わせてしまう事に、学ばせて頂く事が多いです。

トリの道楽師匠は『阿武松』で、ビシッと締めてくださいました☆

御来場くださった皆様方、心より御礼申し上げます。

さて…本日、今から歌舞伎座へ行ってきますネ~♪





チャールズ・ブコウスキーの『くそったれ!少年時代』(河出文庫)を読みました。

『郵便局』も面白かったですし、やっぱ好きだわブコウスキー。

微塵もウソが無い。無さ過ぎると云っていいくらい。

小説って、頭の中で映像化しますが、その画が汚なくても品がある。コレは凄い。

人間の品って、見た目の美しさなんかよりも人間性から滲み出るものなんだナと、改めて思い知らされた次第。

ちなみに原題は『Ham on Rye』。

本来は〈ハムをはさんだライ麦パン〉と云う意味らしいですが…

実は、ブコウスキーがサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』が好きらしく(←好きそう!)、その原題『The Catcher in the Rye』の〈Rye〉をもじっていて…

更に、パンにはさまれたハムは自分を表しており、両親から板挟みの状態になっている事を云っているそうな…成程!

文章を書き始め、オリジナルのキャラクターを活躍させる事に快感を覚えた時の…



「人には誰か相手が必要だ。

自分のまわりに誰もいないのなら、誰かをでっちあげて、あたかも実在する人物のようにしてしまえばいい。

それはまやかしでもなければ、ごまかしでもない。

むしろその反対のほうが、まやかしでごまかしだ。

彼のような男が身近にいることもなく、人生を生きていくことのほうが」



更には、図書館で本と出会い、ヘミングウェイと出会った時の感動場面…



「それからヘミングウェイの登場だ。

何という興奮!

彼こそ文章の書き方というものを心得ている。

喜びを与えてくれる。

切れ味の鋭い言葉は、読者の心を躍らさずにはおかない。

彼の作品を読み、その魔術にすっかり心を預けてしまえば、自分の身に何が起ころうと、苦痛を少しも感じることなく、希望を持って生きていくことができた」



…破滅的な暮らしを送っているにも拘わらず、感動出来たものには全力で感動している事に感動します。



「みんな同じ穴のむじなではないか。

誰もが一つの巨大な便器の中でもがいている。

逃げ場はどこにもない。

誰もがやがては流されてしまう運命にあるのだ」



…人間の幅を大きく拡げてくれる青春小説。是非。



昨日は、佐賀へ。

〈佐賀市文化会館〉にて落語会。

私と古今亭今いちさんとで行って参りました☆

芸術協会の高橋さんが帯同してくださいましたが、此の高橋さん、歌丸師匠にずっと付いてたお方なのです。

なので道中、歌丸エピソードをふんだんに聴かせて頂きました。

常に楽屋で、血中酸素濃度を計っていたらしく…

コレが正常値は96~99%で、90%以下は呼吸不全とみなされ速やかに医師のもとへ行かなければならないらしいのですが…

歌丸師匠、その数値のアベレージが70%台だったそうな!

落語を口演された後は、60%台になって、しばらく楽屋で休まなければ、移動する事が難しかったとか。

そんなお身体でしたにも拘わらず、楽屋で嫌な顔も見せずに下の者と接してくださり、高座では美しく軽やかに大ネタをかけられていた…マジ、超人(泣)。

晩年「演りたい噺が十席以上ある」と仰っていたと云うお話は、頭が下がりまくったなァ?

中でも『文七元結』を口演されたがっていたそうな…聴きたかった!

個人的には、歌丸師匠で『庖丁』が聴きたかったです。

上席に遊雀師匠と伯山先生の怪談を浴びるように拝聴し、沢山の怪談を口演されてきた歌丸師匠のエピソードを聴いてたら、何だかやる気が出てきました☆

ヨシ!『お札はがし』をさらっておきましょう♪

…あ、その前に1週間後に圓橘師匠とリレーで口演する『乳房榎』をさらわなくっちゃ!(泣)



昨日は【亀戸梅屋敷寄席】。

トリの楽生師匠は『ねずみ』で、満場を唸らせておりました♪

御来場くださった皆様方、心より御礼申し上げます。

終演後は、楽生師匠に御馳走になりました…え、何処でかって?かのイタリアンの名店ですヨ☆(←あそこか)

さて…本日は、佐賀にてお仕事して参りますネ~♪
昨日も〈末廣亭〉。

楽屋入りすると、笑遊師匠が漫談でウケさせてるところ♪

仲入り前の松鯉先生は『雁風呂由来』。素敵だなァ?

下りられた松鯉先生に、勇気を出してツーショット撮影をお願いしましたところ、優しい先生は莞爾と笑ってご快諾(泣)。

休憩後、片岡一郎先生の洗練された活弁をはさみ、私は『七段目』。

お後の伯山先生の『鮫講釈』、キレッキレでした。

ヒザのボンボンブラザース先生からの、トリは遊雀師匠。

前夜同様『牡丹灯籠』を前へ回って勉強させて頂きましたが、アドリブを盛り込んだ遊雀節が炸裂!

太福先生の三本締めで、鮮やかにフィナーレ。

今席の出番は、昨日がラストでした。

華やかな番組に5日間も出させて頂き、とても嬉しかったです。

大変勉強になりました。遊雀師匠並びに伯山先生、有難うございます!勿論、お客様にも感謝(泣)。

さて…本日は、亀戸梅屋敷です☆頑張るぞ~♪



昨日も〈末廣亭〉。

伯山先生の『牡丹灯籠』を前へ回って聴かせて頂きました。

緊張と緩和の使い方が、流石の猿飛。

今夏、演る予定はありませんでしたが、さらってみようかと思いました♪

御来場くださった皆様方、誠に有難うございます。

終演後は、坂本頼光先生と中華で乾杯!良き夜に感謝。

さて…本日も末廣ですが、私自身の出番は最後☆

今夜は遊雀師匠の『牡丹灯籠』、勉強させて頂きます~♪