雷神道尾秀介さんの『雷神』(新潮文庫)を読みました。ミステリーに〈地方の民宿〉が絡むと、頭の中で想像する絵がグッと怖くなるのは、私だけではないかなと。印象に残った台詞は…「殺意なんてものはたぶん、いつも無数に渦巻いているんでしょうね。そのほとんどが殺人に繋がらずにいるのは、みんな単に幸運なだけなのかもしれません」…と云うもの。終盤の種明かしよりも中盤の怖さに魅了されました☆500ページ超ありますが、スラスラ読めちゃいます。是非♪