【映画見聞記vol.1131】 | 三遊亭王楽のぽよよんブログ

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昨日は〈テアトル新宿〉にて『市子』を観ました。

戸田彬弘さんが主宰する〈劇団チーズtheater〉の旗揚げ公演として上演した舞台『川辺市子のために』を、戸田さんご自身が映画化。

川辺市子は、3年間一緒に暮らしてきた恋人・長谷川義則からプロポーズを受けるが、翌日に忽然と姿を消してしまい…ってな物語。

市子を杉咲花さんが、長谷川を若葉竜也さんが、それぞれ演じております。

さて、如何なもんでしょうか…

現在の邦画界に於いて、あらゆる面で最高水準の作品かなと。

ミステリーでグイグイ引っ張る。そのミステリーを彩るカメラの色合いも音楽も舞台美術も全ていい。部屋の本棚、凝ってたなァ?

杉咲花さんをそんなに沢山観ている訳ではありませんが、私の中ではベストアクト。

静かに、だけど激しくこぼれ出てしまう悲しみを表現出来るのが、杉咲さんの真骨頂。

あと、北秀和役の森永悠希さんが出す狂気も良かったです。

どの場面にも緊張感がありましたが、白眉は市子と妹との場面。

じっくりと撮られていて大変素晴らしかったです。暑さが此方にまで伝わり、息苦しさまで伝染する程。

ハイレベルな作品でした☆是非、劇場で御覧ください♪

ところで…

本作、芝居自体は一体どのような形で展開されるのでしょうか?いつか観てみたいっす!