昨日は〈TOHOシネマズ渋谷〉にて『何者』を観ました
3日前にたった一日で読了してしまった、朝井リョウさん原作『何者』の映画化…然し、強烈な原作でござんした
監督・脚本は、大変センセーショナルだった『愛の渦』を撮った三浦大輔さん
佐藤健さん・有村架純さん・二階堂ふみさん・菅田将暉さん・岡田将生さん・山田孝之さんと、今をときめく俳優陣が集結
さて、如何なもんでしょうか…
原作を読んでから映画化されたものを観ると、大抵アタマで想像していたものに勝てないのですが…
本作は、予想していたものの範疇を超えなかったのだけれども、予想を超えない中で最大限の楽しみを味わわせてもらいました。映画作品として、演出の勝利です。
佐藤健さんと有村架純さんは、小説読んでる時からお二方を当てはめて読んでたくらいにピッタリ
ただ、二階堂ふみさんと菅田将暉さんは好きな役者さんではあるものの、理香と光太郎には合わないかなと思っていたのですが…
とんでもない、大変お見事にアプローチされてきました
圧巻は、二階堂ふみさん。
担う役柄と場面の強烈さの所為もあるんでしょうが、それに見事に応えてくれました。
原作を読んでるから展開を知ってるにも拘わらず、ラスト手前の〈拓人VS理香〉の場面で鳥肌が立ちました。とてつもない上祐さん…違った、女優さんです
これから先の邦画界を担う若い役者さん達のぶつかり合いに痺れます是非、劇場で
…ただ、ひとつ気になった事が…
満足して劇場を出ると、軽くチャラチャラした学生と思しき男の子2人が…
「よくわかんなかったなァ?」
「だな?」
「解説みたいのついてないと、話の内容よくわかんねェわ」
「だな?」
…と、あっさりとバッサリ斬り捨てておりました
コレは彼らの所為?それとも…原作を読まずに御覧になられた方の感想を聴きたいっす