ダージリンの街からひたすら歩きまくること1時間。
ものすごい急な坂道を下り続け
本当に道が当ってるのか不安になってきたその時
やっと見えたチベット難民センター。
ロンリープラネットをひたすら読み込んだ旦那が
ここに行きたい!と所望したのでそうかそうかとやって来た。
・・・しかし、ここに徒歩で来る人なんているんだろうか。
ここは、チベットからの難民の方々が様々な工芸品を作っている場所。
中でも絨毯の製作工程はすばらしいのひとこと。
なんといってもまずは糸を紡ぐところから始まり
染色してこのようにカラフルな毛糸が出来上がり
一枚一枚手で絨毯を織っていきます。
デザインも様々だけど、どこか中華風?
注文を受けてから製作に取り掛かり
1ヶ月で1枚完成するそうです。
つまり、オーダーメイド!
しかしいくら工程を見たとはいえ、買うわけには・・・
旦那「買います!」
え!ちょっとあんた・・・ええっ
あれよあれよという間に注文してしまった。。
(意外と安いのだけれど)
しかし、人気らしく数ヶ月先まで注文がいっぱいとのこと。
我が家には3月頃届くらしい。。
家の雰囲気が絶対一変するよなぁ・・・
そんなことより、我々はここからどうやって帰るのか?
ひとり帰る手段を心配し、外にたくさんいたタクシーに声をかける私。
ノー、ノー、ノー。
そりゃそうですよね。
みーんなお客さんタクシーで来てるんだもの。
どのタクシーもみんなお客さんを乗せて来たわけで。
どうすればいいの?
「15分くらい歩けば大通りに出られると思うよ・・たぶん」
は?あの坂道をですか?ご冗談~!!
だからだから歩いてくるの嫌だったんだ!
その時、一台のワゴン車が出口に向かうのを見つけた。
久々に全力でその車を止めに走った。
「おじさん!!街まで乗せて~帰れないんだよぉぉぉ」
「なんだって!?歩いてきたのか?いいさ、乗っていきな!!」
偶然声をかけたのは難民センターの食料買出しの車。
こうしてめでたく救出されたのでした。感謝。