タンジャヴールからティルチラパリ | Nympheの神話

Nympheの神話

I'm leading a peaceful life.

昨日王宮で声をかけてきたリクシャーのおじさん。


別にぼったくりもしなかったのですっかり気を許してしまった私。

朝、ホテルからニューバススタンドまでの送迎をお願いすることに。



「おはよう!いい朝だねぇ~あっはっはっ!」
とにかく不思議なくらいあっはっはと笑うおじさんは自称29歳。未婚。



「僕はねぇ、ティルチラパリには行ったことがないんだぁ~。
いいな~お寺見てきてね~。」
と気さくに話すおじさん。



「そうだね、今に行けるといいねぇ。」とあいまいに答えつつバススタンドが見えてきた。

リクシャーをとめて荷物を持ってくれる。あら、優しい。



「ティルチイ行きのバスはあれだよー」

おじさんはどんどん進んでいく。




バスの座席まで荷物を運んでくれたおじさん。

「サンキュー、サンキュー・・・・!?」






おじさんが私の隣に座った。




「僕ねぇ、昨日君の夢を見たんだ」



「はあ?」



「そしたらね、勇気がわいたんだよ!

僕は今日君とティルチイ観光に行く!」



「はああ!?何で!?」


よく分からないままバスは発車し、おじさんははしゃぐはしゃぐ。




「ティルチイにはね、有名なお寺があるし、大きな街なんだ。
初めて行くんだよ!すごいや!」

「今度僕の母に会ってね、いい人だよ!」



顔が近い~息がくさい~誰か助けて~



そもそもこのシチュエーションに相当いらだっている自分。
不機嫌に応答もあんまりせずティルチイまで1時間半。
おじさんと座席での密着に絶えながら泣きそうになった。


やっとティルチラパリに到着。


金で解決!は良くないと分かりつつも

もうもはや身の安全を守る為には惜しくない。


「じゃああのバスに乗ってまずはお寺に・・・」


「おじさん、これあげるから(500Rs.約816円)自分で楽しんで!」


「どういうこと?

これじゃあまるで僕がお金を欲しがってたみたいじゃない。」


「そうは思ってないけど(本当は思っているけど)あげる!
私一人でいるのが好きだからほっといて!」


Let me alone!を3回叫んでおじさんを置き去りに走って逃げた。




あああ、怖かった。




あとで、お寺のガイドにこの話をして写真をみせたら
「ああ、こいつ!

王宮で外国人を捕まえてはティルチラパリにやってくることで有名なんだ!」


初めてどころかしょっちゅう外人と共に往復してるらしい。
「先週もフランス人の女性が一緒にこの寺まで来て困ってたよ」




常習犯だそうです。。やられた=何が初めての観光だっ!




それでは、公開します。本当に29歳か!?


Nympheの神話@南インド

タンジョールの王宮付近でこの顔を見かけたら注意!!

名前がイマイチはっきりしませんが確かチャーレスです。