2級キャリアコンサルティング技能検定を受検予定の方からこんな質問を頂きました。
「目標設定というのはキャリアコンサルタントが行うものですか?
それとも相談者が行うものですか?」
相談者の主体性というものに注目したからこその質問で、中々に秀悦と思えたのでブログで取り上げることにしました![]()
今回の質問を頂いて、改めて、いくつかの文献を読み、私なりの見解をまとめてみました。
相談者の問題把握をできると、相談者は「自分がどんな状態か」と現状把握ができる。
そして相談者が「どうなりたいのか」「どうしたいのか」という理想の姿が明確になる。
問題とは、この理想の姿と現状把握のギャップといえる。
キャリアコンサルタントは、取り組むべきこととして解決あるいは達成にむけて、緊急度や相談者の能力や経験などの実行能力などを考慮し、相談者と対話しながら話し合って目標を設定する。
この時、相談者にとって実行可能な目標であること、目標達成にむけてモチベーションがあるように支援することが大切である。
質問に対する答えとしては、目標は問題把握を踏まえ、キャリアコンサルタントが行います。ただし、勝手に行うのではなく、相談者との対話を重ね、共有合意のもと行うものです。これが私の見解です。
もちろん、相談者が問題把握に合意した上で、自らこんな目標でいきたいと話すならば、その目標内容を相談者とキャリアコンサルタントが吟味し(現実的か、視点が偏りすぎてないか、モチベーションはあるか等)決定することもあるだろう。
キャリアコンサルタントが目標を設定したからといって、相談者の主体性が失われるわけではありません。
主体性とは自ら話すことだけを意味するのではなく、自らが考えて最終決定を下すことだと私は思うのです。
相談者の主体的意思決定を支援するために、キャリアコンサルタントは各プロセスにおいて、相談者と共用合意を行うことがだからこそ、重要なのです。
目標設定とはどんなことかを考えた上で頂いた今回の質問は、実際の相談を受ける意味でも非常に大切な本質をついた素晴らしい質問だったと感じています。
私もこういう素朴に思った疑問を流さずに考えていきたいなと思いました。
あなたにとっての目標設定とは何かを是非考えてみてください。
