久しぶりに精神科医の先生とお話しする機会がありました。すぐに出た話題が、4月の自殺者数の大幅減少のお話。
 

コロナの状況配下、自殺者数が増えるだろうと予想される中、前年比19.7%減少という、この5年で一番の減少率。

それを中山さんはどう捉えてますかと聞かれました。

精神科医の先生達の間でも、この数字をどう捉えるか意見が色々あるとのこと。

カウンセラーとしてどう捉えるか知りたいとのことでした。
   
職場に行かなくなるとこで仕事の苦しい悩みが減ったと見る人もいますが、かつてない状況配下で自分の命を意識した人が増えたのではないか、日々を過ごすことで精一杯だったのではないか、そして、自殺するにもエネルギーがいるので、そのエネルギーも奪われていたのではないかという話をしました。
 

世の中が動き出した今が怖いというのは、私も先生も同じ意見でした。



精神科に訪れる人もこれまでの傾向と少し変わり、自分がまさかこんな状態になるとは思わなかったという人が増えているようです。
   
自分の状態がどうなのか、大丈夫だと思っても、周りの人に心配されていたら耳を傾けること、それができるなら対応策はあります。