実技ポイントとして
カウンセラー役の振り返り2分に何を話すかについてのポイントをお伝えします。
実技試験ではロールプレイ終了後
カウンセラーとしての振り返りでは、基本的に
主訴で1分、良かった点と改善点で1分、合計2分間話すということになっています。
ただし2つを合せて2分ということもありえますので、と両方練習しておくといいでしょう。
養成講座でそのように習った方もいれば、もしかして初耳の方もいるかもしれません。
まず、主訴ですが、クライエント役の方が8分の中で話した「困ったこと」「悩んでいること」を話してください。
1分は結構長いので、まずは
「○○でお悩みというご相談でした」と話して、それから詳細説明にはいると良いでしょう。
次に「良かった点」と「改善点」で話す内容についてです。
注意点は良かった点といっても「凄く良く出来た」とまで表現してしまうと、自信過剰と思われてしまう可能性があります。
カウンセリング初心者の勉強中の身であることを忘れてはいけません。
良かった点は、例えば
「クライエントの気持ちに寄り添うため、前半はなるべく話を遮らないように簡単な応答にするようにしました」
といったさりげない表現が良いでしょう。
また「簡単受容」「事柄への応答」「感情への応答」など技法などを並べただけの応答は、具体的に何が出来ていなかったのか、理解していないなと思われる可能性があるので
具体的な場面もしくはCLが言ったキーワードを一つぐらいはいれると良いでしょう。
一方改善点については、養成講座中の自分の癖を思い出してください。
早口になる
すぐに質問してしまう
要約が長い
などの癖がある場合、それらが緊張して出ることが多いので、振り返りの内容として準備しておくと良いでしょう。
1分でまとめて話すのは練習しなければ、なかなか時間通りにはいきいません。
半分以上残すと短いですし、長く話すと肝心なことを伝える前にストップがかかってしまうかもしれません。
ぜひ、実際に振り返りを口に出してみて時間がどれくらいになるのか測ってみてください。
1分、または合計2分の大体の感覚を持つようにしてください。
8分の面接で結果が決まるのではなく
2分の振り返りで実技の結果は決まるといっても過言ではありません。
カウンセラーとして自分の出来たこと・出来ていないことをどこまで理解しているのか、それが重要なのです。
参考動画
過去の実技試験でのロールプレイ後の質疑応答の練習ビデオです。
参考として使ってください。
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