キャリア理論で出てくる「キャリアストーリー」。
あなた自身は、自分の「キャリアストーリー」を語ったり、文章にしたことはありますか?
先日、Facebookでふと目にした記事がありました。
吉中 さおり さんというブログHPなどのデザイナーである方が
「今の仕事にたどりつくまで」シリーズというものを
連載していました。
この記事をみたときに、すぐに思い出したのが、「キャリアストーリー」です。
キャリアストーリーとは、自分が直面した職業上の課題、転機を
自らの言葉で語るものです。
キャリアコンサルティングを学んでいる私たちにとっては当たり前の
言葉であっても一般的には浸透していません。
「キャリアストーリー」は、過去を振り返り、出来事を整理していくとで、
現在の仕事を含め生き方全般の選択を意味あるものとして
捉えることができる能動的な試みであるからこそ、個人のキャリア形成にとって
非常に重要なことなのです。
キャリアを考える上で、受動的ではなく、能動的であることがとても大切です。
キャリアストーリーを語ることは、能動的行動の一つなのです。
キャリアストーリーを語ることは、現在に至る選択の意味を見いだすだけでなく、
将来の変化の基礎となるヒントが整理されるのです。
そういったことをキャリアについて学んでいない一般の方々にも
伝えていくことが、わずかな一歩かもしれませんが、キャリアコンサルティングに
価値があると気づいていただく大きな一歩なのではないかと感じています。
是非、吉中さんのシリーズをキャリアコンサルタント視点で読んでみてください。