産業カウンセラー資格取得サポーターの中山法子です。
頂いた質問への解答です。
輻輳説と環境閾値説の違いは何ですか?同じに思えるんですが。
輻輳説と環境閾値説は共に、テキストP144-145の「パーソナリティの形成と変容」に出てくる言葉です。
いずれも、パーソナリティの形成は、遺伝と環境が相互に作用しあって形勢されるという考えです。
輻輳説を唱えたのがシュテルン。
環境閾値説を唱えたのがジェンセン。
テキストを読んでも、その違いがよくわからない。
確かに私も読んでもその違いがピンときませんでした。
いろいろ調べたところ、以下の説明がわかりやすいと思いましたので、ご紹介します。
Yahoo知恵袋にあった回答です。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1419584369
以下は、抜粋記事です。
輻輳説は、すべての特性は遺伝と環境の2つの要素の(単純な)和で決まるとする説です。
環境閾値説は、特性によって環境要因から受ける影響の大きさが異なり、環境がある一定の水準(閾値)に達したときにその特性が発現するという説です。
つまり、輻輳説は単純に遺伝的要因と環境的要因の総和を考えるわけですが、環境閾値説は環境要因は一定の水準に達するか否かで、影響するORしないの境界が存在するということなのです。
どうでしょう?
なかなかわかりやすいですよね。
さすがベストアンサーです。