熊本・大分をはじめとする九州地方での地震において
被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます
報道で様々な状況をみていますが、被災者の方、救助する側の方、報道関係の方、それぞれの心を思い巡らせています。
その中でも、被災した子どもたちやそのお母さん方…
ママは子どもたちを不安にさせまいと気丈に頑張っておられることでしょう。
「私がしっかりしないと!」
「こんな時に弱音を吐いてはいけない!」
そう自分に言い聞かせて頑張っておられるのでは…
だけど
あなたも不安だよね。
怖いよね。
自分だけは、自分の想いに気付いてあげてください。
そしてその不安も恐怖も、「あっていい」と受け入れてあげて欲しい。
こんな状況で不安になるのは当然だもの。
地面が揺れるなんて、怖くて当たり前だもの。
その不安や恐怖を認めてしまったら、
一度受け入れてしまったら、
もう二度と立ち上がれないんじゃないか…
弱い自分になってしまうんじゃないか…
そう思ってしまうのもよくわかります。
ワタシもこれまでの人生、そう思って自分に厳しく厳しくしてきましたから。
でもね。
「その不安があっていいよ。あって当然だよ。」
「怖いよね。その怖さ、ワタシはちゃんとわかってるよ。」
「ここにいていいよ。」
自分の胸をなでながらそう言うことで、虚勢を張っていた身体が緩み、心が緩み、なんだか穏やかな気持ちになれました。
そして心にゆとりができて、前を向くことができたんです。
ワタシは震災の恐怖をそのまま味わったわけではないので
被災者の方々の想いを100%感じることはできませんが、
不謹慎だと叱られるかもしれませんが、
報道をみていていつもこう思うのです。
そして
守ってあげなければと思っている子どもたちも、大切な家族のため、大好きなママのため、役に立ちたいと願っています。
自分がしたことで、誰かが喜んでくれたり笑ってくれるのは嬉しいですものね。
何か手伝いたい。
役に立ちたい。
彼らがそう思っていることをまず、受け取ってあげて欲しい。
そうはいっても、現場は危険が多いでしょう。
足手まといになることだってあるでしょう。
今日、この命を繋がなくてはならないのですから。
だから
「ありがとう。あなたがそう思ってくれることはとても嬉しい。
ただママは、あなたの命を守りたい。
あなたがそこにいてくれるだけで、ママは幸せなんだよ。」
そのまま、ストレートに伝えてあげたいですね。
愛していると。
大事だと。
そしてそれは、被災せず日常を送っている我々にとっても大切なことではないでしょうか。
なないちまみ