子供たちの療育から | 塾無し中学受験と発達障害のエピソード こどもたちが私たちを親にしてくれた

塾無し中学受験と発達障害のエピソード こどもたちが私たちを親にしてくれた

発達障害、学習障害に親子でいろいろ試行錯誤してきました。また、公立小中学校の学習カリキュラムなどにおもうところあり、下の子では塾無しで中学受験に挑戦し、第一志望校に合格しました。私たちの経験が誰かの役に立つかもしれません。

今日もご覧いただきありがとうございます。

 

我が家の子供たちは小学校6年まで療育に通っていました。

 

未就学児のころ

生活習慣に気を付けること・・・朝6時~7時には起きて朝日を浴び、夜9時には寝る。セロトニンがきちんと分泌されることが大切だと言われていました。

学習習慣・・・年中さんのころから鉛筆を正しく持てるように指導され、はじめは運筆、点つなぎや色塗り(数字ごとに塗り分けるタイプ)で楽しく書けるように。年長さんのころには毎日漢字ドリルに1ページづつ宿題が出て、簡単な漢数字、一画のひらがなから始めて、小学校に上がるころにはすべてのひらがな、カタカナ、簡単な漢字、一桁の足し算引き算ができていたと思います。

のちに視覚認知の検査の先生からもアドバイスされますが、鉛筆の持ち方、書く時の姿勢ってとても大切です。正しい持ち方、正しい姿勢で書くことで体への負担、ストレスが減り、勉強に集中しやすくなるからです。

 

 

 

療育ですすめられて正しく持てるようになるまでずっと使っていました。正しく持てるようになるまで、後ろから先生が手を添えて持ってくれました。自宅でも何度も同じようにしました。姿勢については、椅子にもたれないように座る、背筋は伸ばす、足の裏をしっかり床につけるという指導をされていました。足がつかない子は牛乳パックをつなげて端切れで包んでかわいい箱の状態のものを足台にしていました。

 

あと、子どもの自己評価が高まるようなかかわりを大切にしていました。運筆始めたころから必ず先生は大きな花丸をつけて返してくれました。療育から帰ってくるとそれを何枚も持って帰ってきます。毎日の漢字ドリルになると、親が毎日花丸をつけて子どもを誉めまくります。

もちろん、いけないことをしたらダメと毅然としてしっかり伝えるのですが、失敗したり間違えたりということに関しては怒ったりせず、取り組んだことに対してまず、取り組めたね、と前向きに評価し、できたことをできたね、と評価するという対応でした。

 

今思えばこれって中学受験にとっても、すごく大切なことだなあと思うのです。

 

過去問を解いてみると、これらは私たちが小学6年生の時、果たして自分で進んで学べるような難易度でしょうか。私は無理です。特に近年のものになると難解なものがほとんどです。

 

これを解けるようになるために、毎日勉強に取り組まねばならないのです。周りのお友達はみんな遊んでいるのに・・・。本当にみんな頑張ったと思います。

 

我が家は上の子も高校受験を控えており、完全に受験モードだったし、親の私たちも同じ空間で家事をしたり、翌日の問題の準備をしたり、子どもが間違えたところを解説できるように勉強したりしていたのもよかったと思います。