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川嵜あきこです。

 

 

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6月8日(土)より

モニター様を募集します!

 

※2023.11.7掲載し

2024.6.7加筆修正しています。

 

 

 築30年実家のキッチンリフォーム

 

 

10年程前、実家のキッチンをリフォームしました。

実家は、当時で築30年弱のセキスイハイム戸建住宅です。

 

 

一般的な木造住宅ではなく、

セキスイハイム特有の鉄骨造のユニット工法で建てられているため、

工事はハイム指定のリフォーム会社さんにお願いしました。

 

 

ただ、キッチンリフォームの提案内容があまりにも・・・あまりにもだったため、

キッチン工事はこちらで手配したオーダーメイドキッチン屋さんに分離発注する、という形を取りました。

 

 

 

BEFORE

 

 

 

 

 

 

 

既設は、コの字型のシステムキッチン。

 

高級ではないけれど作りは凝っていて、

リビング側からの見栄えもよく考えられていました。

 

作業スペースの広さも充分ありました。

 

 

 

 

が、家電や食器棚を置くスペースはうまく確保されておらず。

 

 

食器棚を無理矢理置いて入り口が狭くなってしまったり、

時代と共に増えていく家電が、

キッチン天板のあちこちにばらばらと置かれていたり、

勝手口が開かずの扉になってしまっていたり。

 

固定電話の位置も使いづらい。

 

 

広さの割に、使いにくい感じがありました。

 

 

設備を一新すると共に、

その辺りの問題点も同時に解決したいと思いました。

 

 

 

after

 

 

 

対面型より、今までと同じように窓を向いていた方が落ち着いて作業できるとの事で、シンク位置は変更せず。

キッチン本体はデッドスペースの少ない、I型キッチンにしました。

 

 

冷蔵庫の位置を東隅へ寄せ、I型キッチンと、

3方向から使えるカウンター、

家電や食器が収まる大きな収納を作る案で決定。

 

 

動線を整理し、通路幅も余裕を持って確保。

LDからも行き来しやすいキッチンになるようにしました。

 

 

 

 

 

 

家電や食器収納、ゴミ箱置き場など、

今まで外に出てしまっていた物達の指定席を決め、

適切な場所で適切に使えるよう、収納を計画。

 

家電類と食器類はこちらに集約。

巾木の高さを変えてもらったり、引き出しの高さを微調整してもらったり。

しまう物に合わせて細かく指定できるのが、オーダーメイドのありがたいところです。

 

 

3方向から使用出来る、中央カウンター。

こちらは、キッチン側です。

分別ゴミ箱が入りますが、リビング側からは見えません。

 

奥行きの浅いガラス吊戸棚には、

お気に入りのカップ&ソーサー等を収納。

こちらのみガラス扉にして、普段使いの収納と変化をつけています。

 

 

中央カウンターのダイニング側は、

奥行きの浅い可動棚と、

マガジンラックになっています。

 

マガジンラックはキッチン屋さんがアイディアを出して下さいました。

母曰く、とても便利に使っているとの事です。

 

 

 

 

I型キッチンは、既設の窓枠の位置と揃うよう、幅を調整。

吊戸棚も、窓枠の幅ぴったりに合わせて作ってもらえるのは、オーダーメイドならではです。

おかげで、きれいに収まりました。

 

 

クッションフロアーは、テラコッタタイル風。

住宅用ではイメージに合う物が無かったため、

店舗用を使用。

少し厚めですが、元々リビングのフローリングとは段差があるため、問題なく使用出来ています。

 

 

 

両親の感想

 

10年使っているけど、使いやすくてとても満足している。

 

カウンターが広く、作業スペースも充分。

通路幅が広いので、夫婦で一緒に台所に立っても余裕がある。

 

すごく迷った御影石のカウンターの色も、とても気に入っている。

 

思い切ってあの時、リフォームをして本当に良かったと思っている。

 

 

 

私の感想

 

大変失礼だとは思いますが・・・、

リフォーム屋さんが出してくれた図面を最初に見た時、目が点になりました。

いや、それは無いだろう、と。

 

 

老朽化や使い勝手のためにリフォームする事にしたものの、

既存のキッチンはよく考えてデザインされていた物だったので。

そのセキスイハイム指定のリフォーム屋さんが、

リビングからの見え方や、使い手の事を考えているとは到底思えないプランを持ってくる事が、信じられなかったんですよね。

 

 

僭越ながら、

間に入る私のような立場の人間がいなかったら、

あのつまらないキッチンになってしまっていたのかも?と思うと、

ちょっと怖いし、悲しいです。

 

 

 

 

元々のキッチンが標準的な形やサイズで、

最新のシステムキッチンに入れ替えるだけのリフォームだったならば。

 

別にオーダーでなくても良かったし、

リフォーム屋さんの提案でも問題なかったと思います。
 

 

ただ実家の場合は、そうでは無かったので。

 

 

プランを何パターンも考えて練り、

 

途中経過の図

  →

 

 

 

家具一つ一つの詳細についても、

オーダーキッチン屋さんと何度も細かく打ち合わせした事により、

リビングダイニングとも自然につながる、

とても満足のいくキッチンが出来ました。

 

 

 

 

ただ非常に残念な事に、このキッチン屋さん。

廃業されてしまったのですよね・・・。

とても良い仕事をして下さっただけに、本当に残念です。


 

こういう事があるのが、

大手メーカーではない、オーダーキッチン屋さんで造ってもらう事のデメリットではあります。

 

 

オーダーメイドキッチンのメリットデメリットについては、

また次の記事でまとめて書こうかな、と思います。

 

 

ご興味がある方、ぜひまたお立ち寄り下さいね♪

 

 

 

 

それでは、また。

 

 

本日もお読みいただき、

ありがとうございました(^ ^)

 

 

******************

 

<11月10日追記>

オーダーキッチンのメリット・デメリットについてまとめました。

合わせてご覧下さい。

 

 

 

 

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