皆様ご存じかとは思いますが、4月8日はお釈迦様が誕生された日として日本に伝わってきております。
そこで、多くのお寺では、この日を中心に『花祭り』として、お釈迦様の誕生されたお姿の像に、沢山のお花と甘茶をお供えして、ご供養いたします。
そのような中、当青年会も協力させて頂いて、少し変わった『花祭り（？）』を行われたお寺がありましたので、ご紹介させていただきます。
4月29日（昭和の日） 伊賀市 長徳寺様において行われました。
開催名は、『釈尊降誕会お寺イブ！』 皆様に、お寺でライブ（歌や演奏）を聞いていただいて、ちょっと賑やかにしながら、もっと気軽に、お釈迦様のお誕生日をお祝いしよう、そして、ちょっと’ほっと’する一日をという住職様の思いから名付けられたそうです。
さて、お釈迦様の説かれた教えの根幹の一つに、平和主義があります。そこで、まずは法要前に中 朔郎 氏の戦争体験のご講演をいただきました。
今から70年程前、自分の意見を言うことは許されず、戦争に行くのが当たり前と教えられた時代が、日本にはありました。
今の平和を噛み締めつつ、そんな国に戻したくはない、という想いが湧き上がるものでした。
およそ30年前、私達、三重県曹洞宗青年会の先輩諸老師方は、沖縄・平和記念公園の三重の塔への慰霊法要の旅をおこないました。
そして、この6月に私達も青年会50周年の区切りとして、再び三重の塔へと参拝いたします。
この日の中 朔郎 氏のお話を心に刻み、今に至る平和の礎となられた方々へ、追悼の誠をささげたいと思います。
なお、沖縄への旅は、まだ募集中です。ご興味が湧かれましたら、ぜひお問い合わせください。
休憩を挟んで、午後からは、釈尊降誕会法要を行いました。
法要を終えて、’ライブ’の時間です。
まずは、池澤 由賀子 氏によるフルート演奏です。心に響く澄んだ音色で心が（ほっと）いたしました。
引き続き、ジ・オリジナルローズ(青年会有志のロックバンド)のライブ、参加者全員が(ホット)になりました。
なお、当日は、長徳寺さまの檀信徒の皆様による、地元の料理などの振舞いがあり、大変おいしく頂戴いたしました。雨で少し肌寒かったのですが、本堂の中は熱気で暑いぐらいでした。