この花も似た名前のが他にもいろいろあって、最初の頃はよくこんがらかっていました。

そして本名と別名も同じように使われるので、馴染むのにも時間がかかりました。

 

 

 一番よく分らないのは、ヤマケイの「日本の野草」にも「日本の高山植物」にも記載がないのです。

 

 

 「ホソバノキリンソウ」です。 漢字の表記は「細葉の黄輪草」です。

 別名が「ナガバノキリンソウ(長葉の黄輪草)」や「ミヤマキリンソウ(深山黄輪草)」、「ヤマキリンソウ」などです。

 そしてキリンもこの黄輪と麒麟があります。

 

 

 ベンケイソウ科のキリンソウ属、多年草です。

 故郷は本州の中部以北~北海道、さらに朝鮮半島、中国、ロシア、モンゴルなどにもいます。 山地の草原や林縁で暮らしています。

 

 

 背丈の低いキリンソウの仲間がいっぱいあります。

 これは30cm前後で直立しています。

 

 

 葉っぱは互生してついて、披針形や卵状披針形で、縁にしっかりと鋸歯があります。

 

 

 茎先に小さくて黄色い、このキリンソウ、ベンケイソウ、マンネングサに似た花をたくさん付けます。

 キリンの名前はこの花の付方が「黄色い花が輪になってつくから」とありました。 輪?ですけど、まぁいいか。 

 

 

 花は花びらが5つです。花びらの先がシャープに尖ります。

 雄しべは10個ありました。 よく見ると花びらの間に出ている雄しべががあります。

 

 

 出来る果実は袋果です。