なんか久しぶりなので全く忘れていました。

 とっても懐かしくて、最後に見たのは何処だったっけ・・・思い出せません・・。 悲し・・ 

 

 

 木道の脇の斜面から枝を伸ばしていました。

 「キンバイソウ」です。  漢字では「金梅草」です。

 先週、「ギンバイソウ」に会いましたが、全く他人です。

 

 

 こちらはキンポウゲ科、キンバイソウ属の多年草です。

 暮らしているのは本州の中部山岳とあの伊吹山にもいるそうです。

 高原から亜高山帯の林縁や草地です。

 ということは、この子も大事な日本固有種です。

 別名が「キリガミネキンバイソウ」というそうです。

 とすると、前に見たのは霧ヶ峰?、車山?、八島湿原? 

 

 

 草丈は50~100cmの程度です。

 葉っぱは3出複葉で、縁が深く切れ込みます。

 

 

 花はこんな花です。 こんなとは「百聞は一見に如かず」という意味ですけど・・・

 

 

 花びらは・・といいたいところですが、やっぱりキンポウゲ科ですね。これは本来の花びらではなくて、萼片です。5枚が多い感じですが、6枚、7枚も普通に見つかります。

 

 

 そして雄しべはいっぱいあります。上を向いて元気いっぱいって感じです。

 この花びらになった萼片、でも花びらですけど、先がちょっと凹んでいたりします。

 

 

 キンバイ・・と言えば、直ぐに思うのは「シナノキンバイ」です。

 そしたら、これも各地に変種が暮らしていて、北海道には「ヒダカキンバイソウ」、利尻山には「ボタンキンバイ」、礼文島には「レブンキンバイ」、さらに「チシマキンバイソウ」、「ソウヤキンバイソウ」、「テシオキンバイソウ」などがあるそうです。

 

 

 出来る果実は袋果です。