しばらく花壇の花とは縁遠くなっていたので、ちょっと覗いて見たら、この花が咲いていました。

 でももちろん見たこともありますし、調べたこともありますが、名前もすぐに出て来ません・・。

 

 

「シレネ」でした。

 品種はたんさんありますが、ポピュラーなのは「ピンクパンサー」などです。

これもピンクパンサーだと思います。

 

 

 ナデシコ科シレネ属の1年草です。

 故郷は北米の東部だそうです。故郷では多年草として暮らしているようですけど、日本では夏の暑さに耐えられずに夏前に枯れてしまい、1年草扱いになっています。

 

 

 なので、日本では本当は暮らしたくない・・かも。

 この仲間は日本にも9種くらいあるようですが、世界には500種もあり、1年草、多年草、木本まで多様だそうです。

 

 

 草丈は10~30cmくらいで比較的低い草です。

 花茎にも葉にもなんか細かい毛がいっぱいありました。毛にも粘る腺毛みたいのがあります。

 

 

 葉っぱは根生するものと茎に付くものがあります。

 茎葉はヘラ形で、基に翼のある葉柄につながります。

 葉にも毛があり、腺毛もあります。

 

 

 花は1~3個くらい、多いと10個以上もつくようです。

 苞があり、苞は葉状、花柄は斜上又は直立して密に毛が有り、この毛にも腺毛があります。

 

 

 

 花はこんな花びらです。先が広くなって、丸くなっています。

 花色には明るいピンク系ですが、希に白もあるそうです。

 

 

 

 

 雄しべ、雌しべがちょっと面白かったです。

 

 

 雄しべは10本、雌しべの花柱は3ですが、4つもあると書かれていました。

 

 

  出来る果実は蒴果です。