年末やクリスマスが近くなると・・
シクラメンやこれが主役・・いや大切な演出者になります。
年々華やかになりますが、今年はコロナ禍で、辛くて悲しい思い、苦しい日々を強いられた
方々も多いと思います。来年への願いも込めて・・
「ポインセチア」です。
ちゃんと和名がありますが、この和名で呼ばれることはありません。
「ショウジョウボク(猩々木)」です。
お寺にも鉢植えが置いてある
トウダイグサ科、トウダイグサ属の常緑低木~小高木です。
故郷はメキシコ~中央アメリカの山地でくらしています。図鑑では故郷では高さが5メートルにもなる・・とあります。
5メートルのポインセチア、見てみたい。
有名な話ですが、「ポインセチア」はヒトの名前です。
アメリカの初代メキシコ公使だったJ・Rポインセットさんにちなみます。
日本には明治時代には紹介されていたそうです。
葉っぱは卵形や楕円形など形は様々。柄があり、葉先は尖ります。
互生、または輪生するようについて、花の咲く時期には枝先に集まります。
でもこのポインセチアの主役は葉ではありません。 ずっとずっと葉っぱと思っていました。
「葉が紅葉するんだ」って。
でも、赤くなるのは葉て゜なく、花でなく、「苞」です。
この苞の色を「キリストの流した血の色」に例えたのですが、最近は赤だけでなく、いろいろな苞の色が作られています。
園芸品種はこの苞の形、色で品種が決められているそうですが、野生種は苞の幅が狭く長いそうです。
園芸種はもうなんでもあり・・の世界です。 八重咲きはもとより、色も赤、白、ピンクなどや
模様もあり覆輪、縞模様、筋模様・・
そして、あまり注目されない花ですが、花はなんか複雑そうです。それもそのはず、トウダイグサ科です。 なので図鑑そのままですが・・
花弁はありません。 あまり意味がわからないのですが・・
「杯状花序です。花序は密集してついて、片側だけの合成花序。総苞は壺形で裂片5個で引き裂かれ三角形で無毛。 腺体が普通は1つ、希に2つあり黄色。
雄花がたくさんあり、総苞から突き出る、。雌花は子房が無毛で柄がある。総苞から突き出て平滑。雌しべ花柱は中間より下で合着と柱頭は深く2裂する。」
短日植物なので、せっかく買っておいても、2年目以降は日照時間をコントロールしないと花を咲かせられません。9月頃から13~15時間、闇の時間を経験させる必要があります。
花のつくりは図鑑の解説ではよく分かりません。
雄花、雄しべが突き出ています。
出来る果実は蒴果です。
全草、いや全木、有毒です。