タデ科の花もなかなかきれいなものがあります。
「蓼食う虫も好き好き」ですけど・・・
水っぽいところが好きな花です。タデのなかでも花が綺麗なタデかな。
「シロバナサクラタデ」です。 漢字では「白花桜蓼」です。
タデ科、イヌタデ属の多年草です。
北海道から九州、沖縄までで暮らしています。 朝鮮半島や中国、台湾にもいます。
低湿地から高山までタデ科は暮らしていますが、これは低湿地で暮らしていて最近人気が急上昇中です。
雌雄異株です。でも、今回見たのはみんな雄株でした。
草丈は50~100cm程度で、茎は直立しますが、分枝もよくして横に伸びているようにも見えます。
葉っぱは披針形で先が尖っています。葉の基部はクサビ形で両面に短い毛が生えています。
よく調べた方がいて、雄株が6対雌株が1の割合だそうです。
雄花は雄しべは8本で、花被より長く、葯はピンク色です。短花柱花です。
雌花では雌しべが長くて突き出ています。長花柱花で、雌しべが長く、雄しべは短く、花柱は途中から2つに分かれ2本のようにも見えるそうですが、今回は会えませんでした。
他にも「ボントクタデ」とか「ハナタデ」、本家の「ヤナギタデ」等々、タデの世界も広い。
花被にも腺点があって、虫たちに人気です。