5年の社会人経験を経て、退職してローに入学。
新司法試験に三振し、
就職活動している30代の法務博士のブログです。
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司法試験に落ちてから就職活動を開始。
書類で落ち続け、なんとか面接を頂いた、
2社目の△△株式会社に来ている。
筆記試験を終え、2次面接の面接官が2名入ってきた。
面接官は2名。いずれも40代中盤か。
一人は人事部採用担当、一人は法務部担当という。
なぜ当社を志望したのか、
予備試験は受けないのか、
独禁法はできるか、
・・・と、想定内の質問が続く。
とはいえ、聞いてくるのは人事部の担当者のみ。
肝心の法務部の方は、どうして何も言わないのだろうか・・・。
やっぱ、筆記でダメだったのかな・・・。
新司くずれが多く応募しているだろうから、
オレなんか無理だよな。
どうかな・・・。
人事部の担当者が、法務部担当に対し
「何か聞くことはないですか?」と促す。
それを契機に、法務部担当が口を開いた。
「筆記試験、1問白紙だったね。
さすがに白紙ってのは初めてだよ。
普通、わからなくても、何か、書くけどね。
全くわからなかったわけ?」
『はい、わかりませんでした』とはさすがに言えない。
でも何と言えば繕えるか?
考える暇もない。
オレは本当のことを言った。
「正直わかりませんでした。
何か書かないと、とは思いましたが、
間違った答えを書いて
コイツだめだ、って思われたくなかった。」
あ。結局、書いても間違いしか書けなかった、って認めちまった。
全くわかんなかった、って大声で言ったようなもんだ。
繕えてねんだ。
・・・それに気づいて、背筋がサム、って思った瞬間。
法務部の担当者が言った。
「あ・・・そか。
そだよな。新司、ぎりぎりで落ちてたらそう思うか。
加点方式っていったって、間違ったコト書いてたら、印象悪い、って?」
え?試験のこと、そんな詳しいの?
「そだな、気持ちはわかるけど、やっぱ何か書いて欲しかったよ。」
「す、すみません。
でも、正直他の2問に時間かけすぎて、だめでした。」
「そだな、まあ他の2問は出来すぎってほど出来てたよ。
全部の問題70%出来てりゃ、試験は通るんだけどな。」
・・・この人は、今受けた入社の試験のコトを言っているのか?
それとも、新司のこと・・・?
わかんね・・・
続く。