やたらめったらエレベーターで乗り合わせる人 (そして、カートの魂) | 葛山麓

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そして引っ越した!

 やたらめったらエレベーターで乗り合わせる人がいる。
 いやもうタイトルで即終了みたいな記事なのだが、そんな記事を書けるのがブログというものであり、そんな記事を『くだらない話だろうなぁ』と思いつつ、ついつい読まされてしまうのもまた、インターネット文化らしくて良いのではないか。良くないか。
 さてそのやたらめったらエレベーターで乗り合わせる人は、同じ集合住宅の住人であると思われる。
 だから挨拶する。おはようございます。
 挨拶が返ってくる。おはようございます。
 朝はそれで良い。

 問題はそれ以外の時間であって――。
 ええと、こう書くのはたいへんはばかりがあるのだけど、書く。
 クサいのだ。この人。
 朝はそうでもないがそれ以外の時間にでくわすと、大抵クサい。文字からニオイが漂ってきそうであえて漢字を使わず書いてみたがあまり効果なさそうなのできっちり書く。汗臭い。
 そんなお前はお香を焚きしめたようなグッドスメルなのか!? スメルズ・ライク・ティーンスピリットなのか!? ハロー・ハロー・ハロー・ハウ・ロウ?(語尾上げ) とかものすごい顔で問いただされるともう、すいません、としか答えられないので自分は差し置いて言うけれど、本当、かなわん。
 
 想像してもらいたい。場所は狭いエレベーターだ。

 きっとものすごい汗っかきなのだろう。
 言うまでもないが春夏はとりわけたまらない。
 今年の夏は大変な猛暑だったわけで、だから……もう、わかるよね?
 この時期でも、この方と乗り合わせると「ウッ」となる。なるが、「アナタクサイですよ!」とこの状況で言い出せる御仁がいらっしゃるだろうか、「なんとかせえ!」と、怒鳴ることができるか。

 僕は無理だ。
 無理なので今日も、「ティーン・スピリットってどんな香りなのかなー」と文字盤を眺めながら考えていたりした。
 ちなみにデオドラントの商品名だそうですね、"Teen Spilit"って。