Le Déserteur ♪♪ | 土谷多恵子のRADIO DAYS

土谷多恵子のRADIO DAYS

業界歴ン十年の(笑)土谷多恵子が、目にし耳にした放送裏話や、古今東西洋邦問わず、音楽についてのウンチクをご披露します。ついでにABC「ドキハキ」のことも・・・・

終戦の日。


この曲が一日中頭の中を繰り返し巡る一日でした。




Le Déserteur ♪♪


ボリス・ヴィアンの反戦シャンソンです。


Le Déserteur は直訳すると「脱走兵」


私はフォークルや高石ともやさんが歌ってるのを聞いて覚えました。

まだ高校生の頃だったでしょうか。

高田渡さんもうたってたかしら・・・・。



「大統領殿」とか「拝啓大統領殿」とタイトルされていることが多いです。



元々はインドシナ戦争時に作られたと聞いています。


ベトナム戦争時にPPMなどが歌ったのです。


ボリス・ヴィアンの歌声は今やYouTubeで聞くことができるはずです。



私はフォークルバージョンで親しんできました。


加藤さんや北山さんはこの歌や「グアンタナメラ」は必ず選曲していましたよね。

新結成記念解散音楽会の時も、選曲されていたのが、殊の外うれしかったものです。


今日の私は「拝啓総理殿」って感じで、頭の中を巡ってました。


さわりだけ・・・。


Moncieur c'nom grande

おエライさんたち

読んでほしいこの手紙を

とうとう僕も戦場に行けと徴兵カードをもらったところ

だけど僕は戦いたくない

見知らぬ人を殺したくない

あなたたちは怒るでしょうが

僕は逃げよう地の果てまで~~~~~



~~~~~~


Moncieur c'nom grande

この戦いに

どんなに大きないみがあるのか


~~~~~~

~~~~~~




僕は逃げるひきょうものといわれても~~~~


~~~~



フォークルバージジョンは松山猛さんと高石ともやさんの訳詞です。



最近見つけたのですが、沢田研二さんも歌ってるんですよ。



シャンソンでは「脱走兵」としていろいろな方が歌ってるようです。




このブログ書いていたら、

「花はどこへ行った」のあのフレーズが浮かんできます。


♪♪When will they ever learn~~  When will they ever learn ~~♪♪



「彼らは何時になったら学ぶのだろうか・・・・・」


ここで言うthey って誰のこと??


総理やその周辺????なんて思いたくもないし、であってほしくないものです。



                音譜 多恵子 音譜