THOSE WERE THE DAYS ♪♪ | 土谷多恵子のRADIO DAYS

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業界歴ン十年の(笑)土谷多恵子が、目にし耳にした放送裏話や、古今東西洋邦問わず、音楽についてのウンチクをご披露します。ついでにABC「ドキハキ」のことも・・・・

またもやサントリーさんでした!!


テレビから流れるCMの音楽に耳を傾け、気がついたら一緒に口ずさむ。

そして、思わず画面を見つめている・・・・・。


それは、CMスポンサーの思う壺です。


画面には尾上菊五郎夫人、女優の富司純子さん。


美しい60代です。


彼女が朝ドラで老境に入った役をほぼスッピンで演じたのを見て、

「なんと美しい人だろう!!」と感心したことがありました。

ある年齢になると、女優という仕事柄、何がしかの細工を施す人の多い中、

彼女の年相応の自然な姿に、半ば感動すら覚えたものでした。


その富司さんがアップになる。


そのバックに流れているのが「Those were the days」



音譜Once upon a time there was a tavern (昔、そこには酒場があった)
Where we used to raise a glass or two (私たちはいつもそこでグラスをかたむけた)
Remember how we laughed away the hours(思い出してよ 何時間も笑いながら)
And dreamed of all the great things we would do(大きなことをやろうと夢見てたこと)

Those were the days my friend(友よ,あの頃は楽しかったね)
We thought they'd never end(それは永遠と思ってた)
We'd sing and dance forever and a day(永遠歌い、踊り)
We'd live the life we choose(自分で選んだ人生を生き)
We'd fight and never lose(戦いに負けなかった)
For we were young and sure to have our way.(私たちは若く、自分の道を信じてたから)
La la la la...
Those were the days, oh yes those were the days音譜(あの頃は楽しかった。そうあの頃は)



1968年、世界中で大ヒットしたメリー・ホプキンの「悲しき天使」です。

私は高校3年でしたっけ。

訳詞は漣健児さんでした。

「木枯らしの街をゆく 一人ぼっちの私 思い出の広場で 思わず足を止める~~」だったかな??


CMに戻りますが、メリー・ホプキンの歌にのせて、

なんと、きれいな60代富司さんを使った化粧品のCMなんですよね。


やられたあ~~と思いましたよ。

「上手い!!」と・・・・。


そのうち、「どこの化粧品??」と・・・・・。


これがなんと、サントリーじゃあ~りませんか!!


またもやサントリーかあ~~。


「バラの恋人」に続いて、またサントリーですわラブラブ


上手いなあ~~~・・・・・・。



さて、「Those were the days」に戻りますが、

この曲はポール・マッカートニーがプロデュ―スして大ヒットした曲です。

当時アップル・レコードの第一弾新人シングルだったと記憶しています。


ずいぶん古い曲だそうです。

アレンジをし直して、メリー・ホプキンにカバーさせ、それが大ヒットしたのです。


先日NHKの「ミュージック・ポートレート」で加藤登紀子さんが10曲のうちの1曲にこの曲を

挙げてらっしゃいました。

1968年が正に彼女の「Those were the days」だということでした。


「Those were the days」

「楽しき日々」


テレビからこのメロディーが流れてくると、毎日胸キュンの私です。


同志社大学に入学した1969年が甦ってくるんですよね・・・・・・・。


あっ、確か、1970年の大阪万博の時、メリー・ホプキン万博ホールで歌ったよね。

本当に可愛い人だったなあ~~。



                          音譜 多恵子 音譜