民主党の代表選挙のゴタゴタを見せ付けられる毎日です。
昨年の総選挙で民主党の政権を選んだ我々国民は、ここに来て、
党の中の権力争いばかりを見せ付けられるのには、もううんざりですよね。
そして、ここ2、3日、突然鳩山さんが登場して、やたら「トロイカ」という言葉を使って、
党内を治めようとしている姿も滑稽でした。
「トロイカ」という言葉を聞くたびに、私の頭の中で、ロシア民謡が廻ります。
雪の白樺並木 夕日が映える 走れトロイカ ほがらかに 鈴の音高く
響け若人の歌 高鳴れバイヤン 走れトロイカ かろやかに 粉雪蹴って
黒い瞳が待つよ あの森越せば 走れトロイカ 今宵は 楽しい宴
「トロイカ」はロシア語で「3」という意味で、この歌では3頭立ての馬車とかソリのこと。
私が小さい頃、ダークダックスが歌っていたのをよく聞いていましたし、小学校でも習ったような記憶があります。
この綺麗な詞、日本語訳はロシアに抑留されていた楽団カチューシャが訳したそうですが、
この歌の原詞の内容とはずいぶん違うんだそうですよ。
原詞では「金持ちの村長に大好きな女性を奪われた若者の嘆き悲しみが描かれている」らしいのです。
まさに「トロイカ」「三角関係」ですよね。
さしあたって、「金持ちの鳩山さんが小沢さんの方に行ってしまった菅さんの嘆き!!」てなことでしょうか!!なんて、笑い話にもなりませんが・・・・・
民主党のいう「トロイカ体制」って、私は表現としてすごく抵抗感があります。
元々、「トロイカ体制」って、スターリンの後の集団指導体制を指した言葉ではありませんか!!
「なんか時代錯誤的言葉使いだなあ~~!!」とそのイメージにすごく違和感を持ってしまうのですよね。
まあ、鳩山さん、いや鳩山家はロシア好きではありますが・・・・・。
さて、鳩山さんが画策したそのトロイカ体制とやらも、菅小沢会談で交渉決裂。
いよいよ代表戦は二人の一騎打ちです。
自民党の森総理誕生の時のように、密室で決めるなんてことにならなくてよかったのではないでしょうか!!
鳩山さんの提案を呑みかけた菅さんですが、相当数の人たちが菅総理に「そんなことしては駄目だ!」と
進言したのでしょう。
「政治の世界は一寸先は闇だ」といつも中村鋭一さんが言ってましたが、
本当に何が起こるか分からない世界だということですね。
さて、今日は告示だそうですが、この先、何が起こるのか
目が離せませんね。
政治がちゃんとしてくれることが、一番景気回復材料なのですが・・・・・・・。
あれ??私、ロシア民謡の話を書いていたのになあ~~
多恵子