早朝仕事場へ向かう電車の窓から、東の空に大きな太陽が上がってくるのが見えました。
ホントに大きなお日様が・・・・・
思わず携帯を出して車窓からシャッターをきりました
こういう光景を目にすると思い出すのが、中村鋭一さんの
「ひむがしのぉ~ のにかぎろひのたつみえてぇ~ かえりみすればぁ~ つきかたぶきぬぅ~」
なんか声が聞えてきそうだな?と一人笑みがこぼれそうになりました。
「東の野に炎の立つ見えてかへり見すれば月かたぶきぬ」
万葉集の柿本人麻呂の歌ですよね。
この日の出の様子を眺めながら、この歌を頭の中でつぶやいてる私でしたので、
ドキハキのオープニング・トークでお天気や季節の話がでたところで、
「ひむがしの~」とみよちゃんに今朝の光景の話を私は振ったのです。
「東の野に炎、お日様の様子ですね。太陽が上がって来るにが見えて、振り返っって見たら、西の方では月が沈んでいく・・・」ということですよね。まさに今朝はこの歌のようでした!」
と、ご丁寧にも解説まで加え・・・・・
ところが、なんと!!
みよちゃんにそれは今朝の光景ではないと否定されてしまいました。
「今朝のお月様は細~い三日月で、東の空にありましたよ! 振り返って見た時に、つまり西に沈んでいくのは満月でないと・・・・」と思わぬ指摘をされてしまいました。
ええっ!!そうなんや!!
ということはこの歌を詠んだ季節は今頃ではないということなんだあ~~
これって、きっと小学校か中学校で習ってるのでしょうね。
お恥ずかしい。
多分、中村さんも秋の終わり頃にいつも言っていたような・・・。
それにしても間髪を入れず、これを指摘できる三代澤さんをちょっと尊敬です。
家に帰っていろいろ調べたら、これって、都が奈良にあった頃の話ですよね。
みよちゃんのお膝元です。
きっと舞台になった奈良県宇陀郡界隈では有名な話なんだろうな!と・・・・・・。
しかし、別に知ったかぶりをするつもりで言った訳ではありませんし、本当にこんな光景だろうなと
思うぐらいの美しさだったので口走ってしまったのですが、なんかちょっと恥ずかしかったです。
やっぱり、私には
「Winter is over and spring has come」
いや、これも怪しいな・・・・
いらんことを口走らんとこっと
多恵子