白洲次郎 ! | 土谷多恵子のRADIO DAYS

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業界歴ン十年の(笑)土谷多恵子が、目にし耳にした放送裏話や、古今東西洋邦問わず、音楽についてのウンチクをご披露します。ついでにABC「ドキハキ」のことも・・・・

昨夜3時まで読んでました。

何を隠そう、私は「白洲次郎ファン」です。


私の理想とする男の一人が白洲次郎と言っても過言ではありません。

いいんだなあ~~ラブラブ


今の日本に一番必要とされる人物でしょう。

白洲次郎 占領を背負った男

白洲次郎 占領を背負った男
北 康利 (著)


近頃、白洲次郎が人気です。


今夜もNHKで10時から そのとき歴史が動いた 「白洲次郎・戦後復興にかけた男の意地と誇り アンコール」が
放送されます。
これって確か4月にON-AIRされたのですよね。
夏にTBSで、さんまさんが「白洲次郎を訪ねて番組」をやってました。
さんまちゃんには悪いのですが、「さんまちゃんがあのヒキ笑いをしながら、白洲を語るなんて・・・・・
白洲次郎に失礼ナンチャウの~!」と言うのが私の感想でした。
一生懸命やってましたが、ちょっと違ったのでは?といささか番組のコンセプトに疑問を懐きましたが・・・・・・・
私が、白洲に関心を持つようになったのは、25年ぐらい前になるでしょうか?
京都のとある所で「白洲次郎が英国から遥々持って帰ってきたという古いウイスキーの樽」を見かけた時からです。
多分、そこは、彼のお気に入りの場所だったのでしょう。
私は白洲次郎という人物がどういう人なのか全く知りませんでした。
その時、吉田茂の懐刀であった人物ということを聞きました。
1985年に亡くなるのですが、その直後、NHKの衛星で彼の生き様はドキュメントされました。
夫人の白洲正子の「白洲正子自伝」もずいぶん前に読みました。

白洲次郎は戦後GHQと対等に渡り合い、マッカーサーにも堂々と違うことは違うとはっきり物言える、カッコイイ人です。

当時アメリカに刃向かえる 唯一の日本人。

憲法制定など戦後復興に尽力を尽くし、通産省をつくり、戦後処理が終ったらあっさりと公職から身を引き、東北電力会長などを歴任したそうですが、何より戦前から、外車ベントレーやブガッティーなどのスポーツカーに乗り、ダンディーを絵に描いたような人だったとか・・・・・


彼の口癖は「principle」です。

これは原則とか筋とかに訳せますが、「生き方」と捉えたらいいのでしょう。


兎に角、理想の人です。


今、彼がブームというのは、自信をなくした日本人の心が彼に向かわせるのかと・・・・・・

今の日本に彼がいてくれたら・・・・・


イロイロな本が出ていますので一度読んでみて下さい。


                         クローバー 多恵子 クローバー

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