♪♪ オーティス・レディング  ♪♪ | 土谷多恵子のRADIO DAYS

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業界歴ン十年の(笑)土谷多恵子が、目にし耳にした放送裏話や、古今東西洋邦問わず、音楽についてのウンチクをご披露します。ついでにABC「ドキハキ」のことも・・・・

今日はNHkBS2はずっと夜ビートルズでしたね。

私は殆ど前に観ていますし、またDVDの「ビートルズ・アンソロジー」を観ていますので、今夜はパスしました。


そのBS2で夕方、「世界・時の旅人」の再放送がありました。

夕方、何の気なしにチャンネルをいじっていて見つけたんですが、忌野清志郎さんがオーティス・レディングの足跡を辿っていました。

思わず、テレビに釘付け状態で最期まで観てしまいました。


オーティスは「ソウルの王」と言われています。


最も有名な彼の曲は、音譜Sittin' on The Dock Of The Bay 音譜  (ドック・オブ・ザ・ベイ)です。


私の高3から大学1年の時かな?世界的に大ヒット!

当時、私たちは毎日毎晩ラジオから流れてくるこの歌を聴いたのを覚えています。


が、彼はそのときはもうすでに亡くなっておりました。

彼の今後の音楽活動を予感するこの名曲をレコーディングを終え、彼はコンサート・ツアーをするのですが、そのとき彼の乗った飛行機が墜落、ツアーを一緒に回っていたミュージシャンたちの一人を除いて全員が亡くなるという事故で急逝しました。1968年のことです。

彼はそのとき、26歳でした。

そして、死後リリースされたこの曲は世界的に大ヒットしました。


私は動くオーティスを今日はじめて見ました。

画面の中で彼は歌っていました。うれしかったキラキラ


そして、もうひとつ感激したのは、1967年に行われたあの有名な「モントルー・ポップ・フェスティバル」のシーンが流れた事です。

サイモンとガーファンクルやジャニス・ジョプリンの歌う姿がありましたし、そこに集まった当時のアメリカの若者4万人の姿も面白く見ました。

オーティスはソウル界からただ一人の出演だったそうですが、それはそれは素晴らしいステージだったと・・・・・

このフェスティバルには本当にいろんなアーティストが出ていたはずですし、もっとそのシーンを見たかったんですが、まあ、テーマが違うということですから仕方ありません。


最期は清志郎が「ドック・オブ・ザ・ベイ」 

の共作者であったギターのスティーブ・クロッパーとともにオーティスに捧げる歌を創り、清志郎が歌い上げて終わりました。

彼の詩はオーティスがいろいろなことを若かった僕に教えてくれたというようなことでした。


なんか得したような夕方でした。


                        音譜 多恵子 音譜