詳しく結果は?②第33回東日本クラブ選手権 準々決勝 対調布三鷹オールカマーズ戦 | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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(引用元:東京闘球団 高麗フェイスブックより)



【GAME REPORT】


第33回東日本クラブ選手権大会 準々決勝


東京闘球団 高麗 12-19 調布三鷹オールカマーズさん

前半 7-19(1T1G/3T2G)

後半 5-0(1T)


10月22日、東京朝鮮中高級学校グラウンドで第33回東日本クラブ選手権大会準々決勝が行われ、高麗は調布三鷹オールカマーズさんに12-19で敗れました。


勝者が首都圏代表として準決勝に進むことになる準々決勝。高麗にとって東日本の山場ともいえる一戦で、東京都クラブラグビー長年のライバルとして切磋琢磨してきたオールカマーズさんと相まみえることになりました。


オールカマーズさんとは東日本大会で2020年度から今回が4年連続の対戦に。過去3年間はいずれも高麗に軍配が上がりましたが、今年は「絶対に負けられない」という互いの意地とプライドが例年以上に激しくぶつかりあった80分間でした。


日頃から練習で使用させていただいている東京朝高グラウンドでの大一番。普段と少し異なる緊張感のなか、相手キックオフでスタートした前半、高麗は敵陣で猛攻を仕掛けます。


4分にはLO金誠宇が力強い突破でゴール前に迫るもグラウンディングできず。7分にはWTB張哲豪がライン際を走りきるも、猛然と迫った相手のタックルでタッチラインを踏んでしまい、2度のチャンスを逃してしまいます。


すると10分、オールカマーズさんが高麗のキックカウンターでのパスミスを拾い、一気に素早いアタックを仕掛け先制トライ。


12分には高麗もモールからFL李潤太のトライで同点に追いつきますが、18分に逆にモールを押し切られ勝ち越しを許すと、25分にも3つ目の失トライを喫し、この時点でスコアを7-19とされます。


高麗は風上に立ちながらも敵陣に入り込めず、むしろ相手の強く激しい接点に押し込まれる展開に。


強みとするスクラムやラインアウトのセットプレーも思うように安定せず、最後も自陣ゴール前でのDFが続き、辛うじて追加点を与えず前半を終えました。


負けられない高麗は後半早々から敵陣に攻め込みながらも、相手の粘り強いDFに阻まれる展開が続きます。


それでも後半13分、敵陣ゴール前でのスクラムからアタックでフェーズを重ねると、WTB黄光明の突破から李潤太が自身2トライ目。コンバージョンキックは惜しくも外れますが、この時点で12-19の7点差とします。


あと1T1Gで同点。直後のキックオフからも積極的にアタックを仕掛けた高麗は20分過ぎ、敵陣ゴール前で相手が反則を犯しチャンスを得ます。


PGかラインアウトかスクラムか、後半最大の局面で選手たちのチョイスはスクラム。約6分間、両軍合わせ16人の塊が幾度もの組み直しを経たFWの攻防の末、レフェリーは高麗の反則を宣告。ここでも再び、オールカマーズさんの圧力に阻まれます。


後半も残り半分が過ぎ、刻一刻と時間の経過が進むなか7点が遠い高麗。30分には相手選手が反則の繰り返しで一時退場となり数的有利を得ますが、これまでに感じたことのないような焦燥感がアタックを攻め急がせ、再三のチャンスもミスや反則で逸してしまいます。


そして最後、オールカマーズさんがボールをタッチに蹴り出し、レフェリーがノーサイドの笛。


両手を空に突き上げ喜びを爆発させるオレンジのジャージと、呆然と立ち尽くす黒のジャージたち。「全国1勝」を目指した高麗の挑戦が終わりを告げた瞬間でした。


なお、試合後のアフターマッチファンクションでは、高麗より徐永徳がマン・オブ・ザ・マッチに選出されました。


この度は素晴らしいグラウンドをご提供いただいた東京朝鮮中高級学校様、東日本大会開催にあたりご尽力いただいた関係者の皆様、対戦させていただいた調布三鷹オールカマーズさん、そしてスタンドでご観戦いただいた皆様、本当にありがとうございました!


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高麗の2023年シーズン秋の公式戦は準々決勝敗退で終了となりました。


1回戦が不戦勝だったこともあり、今年度東日本大会の戦いは10月2試合の「160分」のみ。体感する以上に早いシーズンの幕切れとなりました。


チームは新シーズン始動から「Tough Choice」のスローガンを掲げ、春からハードなトレーニングをこなしてきました。


4月にはカナダから留学に来たブレイディとの出会いがあり、6月にはチーム主催で高麗ラグビーフェスティバルを初開催。夏の期間はJR東日本レールウェイズさん、駒場WMMさん、朝鮮大学校さんとの強化試合を重ね、9月も在日コリアンラグビーフェスティバルで千里場クラブさんと死闘を繰り広げました。


近年にない濃密なシーズンを過ごし、選手たちも自信を持って戦ってきたからこそ、今は悔しい思いしかありません。また来シーズン、と考えるにもまだ整理がつかないかもしれません。


ですが、次の一年、次のシーズンはまたすぐに始まります。2023年10月22日、この日味わった悔しさ、感じた思いを糧とし、応援してくださる方々のためにもチーム全員で前に進んでまいります。


まずは試合を終えた選手たちに、温かい労いの言葉をお掛けください。


今後とも、東京闘球団 高麗への応援をよろしくお願いいたします。











※お疲れさまでした。