東京都墨田区の朝鮮学校が17日に学校公開　校舎改修費の寄付募る

　東京都墨田区八広の東京朝鮮第5初中級学校（呉英哲《オヨンチョル》校長、児童・生徒58人）が6月17日に「学校公開」を予定している。授業を来訪者に参観してもらい、学校についても説明する。今年の春には学校についての情報誌も創刊。老朽化した校舎の改修を予定しており、理解者を増やすことで学校への支援につなげたいという。

同校は1946年開校。60年に葛飾区にあった朝鮮学校と統合され、61年に3階建ての現校舎ができた。墨田、葛飾両区と江戸川区のほか、千葉県から通う子もいる。地元の小中学校との交流を進めてきたが、コロナ禍もあって授業公開の取り組みは途絶えていた。17日は午前10時から、校舎内を見られるという。

　今年4月に創刊したのは月刊情報誌。「新しい希望　私の学校」を意味する朝鮮語がタイトルだ。「朝鮮商工新聞」記者の李那優（リナウ）さん（29）を編集長に、25～29歳の在日朝鮮人12人が月1回、2ページのカラー紙面をつくる。入学式や学芸会の様子などを写真入りで紹介する。学校の歴史を卒業生や元教師から聞く欄もある。

東京都墨田区の朝鮮学校が17日に学校公開　校舎改修費の寄付募る：朝日新聞デジタル東京都墨田区八広の東京朝鮮第5初中級学校（呉英哲《オヨンチョル》校長、児童・生徒58人）が6月17日に「学校公開」を予定している。授業を来訪者に参観してもらい、学校についても説明する。今年の春には学…