【ソウル、北京共同】韓国政府は27日、文在寅大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が4月から複数回、親書で意見交換を続け、一日も早く相互の信頼を回復し南北関係を改善させていくことで一致したと明らかにした。昨年から遮断している南北間の通信回線の復旧に合意し、27日午前に回線の使用を始めた。
北朝鮮の朝鮮中央通信も南北合意を同日報道し、通信回線復旧で「相互信頼を回復し、和解へ向けた大きな歩みを踏み出す」と伝えた。2019年のハノイの米朝首脳再会談決裂後、南北関係は停滞していたが、文政権は回線復旧を機に対話の再開につなげたい考え。
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