ラグビートップリーグ金秀隆選手 44 (スリュン選手のすごさ④) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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ラグビートップリーグ金秀隆選手 40 (母校大阪朝高に訪問) 

 

ラグビートップリーグ金秀隆選手 41 (スリュン選手のすごさ①) 

 

ラグビートップリーグ金秀隆選手 42 (スリュン選手のすごさ②) 

 

ラグビートップリーグ金秀隆選手 43 (スリュン選手のすごさ③)

 

 

↑(1~43まではこちら)

 

 

 

トップリーグ 金秀隆選手(大阪朝高→朝鮮大学→クボタ)

 

 

 

 

スリュン選手のすごさ④

 

 

 

 

(引用元:権 赫さんのフェイスブックより6月3日アップ分)

 

 

 

 

金秀隆選手の快挙に思うこと④《才能じゃない。努力したんだ。》

秀隆選手は、186cmと高身長ながら俊敏な動きと巧みなステップスキルを駆使し、クボタスピアーズの躍進に大きく貢献した。

朝鮮大学校にて行われた金秀隆選手の新人賞受賞報告会では、秀隆選手のハイライト動画も流れ、数々の華麗なプレイに参加した生徒や教員たちは一様に歓声を上げていた。

その報告会の帰り、ある教員から声をかけられた。

「あれは才能だな。」

自分の担当授業のときに学生に、秀隆選手の快挙に思うところはあるかと聞いてみた。

「スリュンソンベ(先輩)だから出来た」

『ん?本当にそうだろうか?』,『じゃあ君はなぜ今プロを目指して練習しているんだ?』

一般的に使われる才能という意味はおそらく『生まれつき持つ能力』ということだろう。更に『他者より優れている』ということだろう。

もしかしたら『努力せず得た能力』という意味も含まれるかもしれない。

では、秀隆選手の『生まれつき持つ他者よりも優れて、気づいたら持っていた能力』とはなんだろう?

体格か?いや、秀隆選手はまだ「ポッキー」だ。

スピードか?恐らく純粋なスプリント能力はアスリートの平均速度より若干速いぐらいだろう。

ステップスキルか?そんな、馬鹿な。生まれつき様々な関節を連動させ重心を制動しバランスを取る技術を身につけている子供は世界のどこを探してもいない。

『才能』といわれ、すぐ思いつくのはやはり身体的優位性かもしれない。

確かに、生まれつき大きな体や長い手足や速筋線維の量などは、スポーツにおいて、大きなアドバンテージになるだろう。

ただ残念ながら、スポーツにはルールがある。ただ速ければ,強ければ,大きければいいわけではない。

バスケでいえば、2m30cmの選手がずっとリングの下に陣取ることは出来ない。ルールで3秒以内いてはいけないと定められている。

ラグビーでも、足が速い選手を前に走らせボールをパスすることは、ルール上不可能だ。

大相撲も、とにかく相手を倒して土俵から出せばいいわけではない。髷を持っただけで反則になるときもある。

つまり、身体的優位性はその選手の構成要素であって、勝敗を決したり優劣を決める絶対的なものではない。ただ身体的優位性はあったほうがいいのは間違いない。

ただそれよりスポーツにおいて重要なものは、いかに自分の身体を操作するか,もしくは自分の身体と離れている他の物体,他者を操作するかという『操作性』だ。

バスケでいえば、ボールをいかに3.05m上の穴の中に入れるか?

100m走でいえば、いかにまっすぐ無駄なく走るか?そもそもフライングをしたら失格になる。

ボクシングでいえば、いかに相手に的確に拳を当てるか?逃げようにもリングロープがあって逃げられない。ストリートファイトじゃあるまいし。

そして、その操作性は間違いなく後天的に得られるものだ。間違いない。

ピアニストは、生まれつきピアニストではない。

叩くべき鍵盤を叩き音を正確に聞き分ける技術と感覚を養える環境があったから、ピアニストになった。

正しい技術,正しい考えを習得できる場があり、それを習得するための努力を継続できて、主体的に臨めるモチベーションを持つ事ができる『環境』が全てだ。

その『環境』を整えられるのは、親,指導者,教師などの、周りにいる大人たちだ。

例えば、学年でテスト1位をとった学生は、『才能』なのか?違う。

例えば、弁護士の資格をとった学生は、『才能』なのか?

例えば、一代で財を築いた経営者は、『才能』なのか?

結論、秀隆選手が持ち合わせた『才能』は、以下の3つだ。

彼が朝鮮人として生きること,ラグビーを続けることを授け、守り、背中を押してくださった、ご両親のもとに生まれ育ったということ。

狭いグラウンドで部員数も少ないが全国屈指のラグビー強豪地区で、ラグビーを学んだ高校時代。

サッカー部と折半しながらグラウンドを使い、部員数も他大学と比べてもその半分にも満たない数ながら2部の座を死守した大学時代。

つまり、人が言う才能は秀隆選手には『ない』。

素晴らしい『環境』で、彼が『努力』し勝ち得たものだ。

プロを目指す若者たちよ。勝利を目指す若者たちよ。

『才能』がないと思ったら、今すぐやめろ。誰も才能がないなんて言っていない。

そして、私を含めた大人たち。

『才能がないからやめておけ』と、二度と言うな。口を動かす前に、『環境』を整えろ。

朴一圭選手が、将来プロを目指すGKを支援するプロジェクトを行っている。

ほら、『環境』じゃん。

明日のテーマはまだ決まってません。

 

 

 

■前回アップした記事■

 

 

 

 

新人王獲得しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

↑大学スポーツより

 

 

 

金は大学2部リーグからの受賞

 

 

「もらえると思ってなかった」と言う金秀隆は関東大学リーグ戦2部の朝鮮大学校からトップリーグ入りした。クボタの同期にもSO岸岡智樹(早稲田大)やWTB山﨑洋之(明治大)と大学時代に注目を浴びた選手がいたが、1年目からプレーオフも含めて10試合全てにフル出場した。日本代表に選ばれたサントリーSH齋藤直人(早稲田大)らを抑えての選出となった。

「朝鮮大学の時も2部のトップチームや1部のチームと練習試合をさせてもらったが、常にチャレンジャー精神で毎試合、自分のパフォーマンスを出し切ってきた。トップリーグでもチャレンジしていこうという気持ちにつながった」

 

 

 

スリュン選手のコメントはこちら

 

 

 

 

(引用元:金秀隆選手のツイッターより /Suryung Kim@suryung19)

 

 

 

 

トップリーグ新人賞を頂きました。 

 

 

受賞できたのはチームの皆様そして、

 

 

ファンの皆様の支えがあったからです! 

 

 

これからも日々努力をしてレベルアップしていくので、

 

 

応援宜しくお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

↑こちらの動画ご覧ください。

 

 

 

金秀隆のプレー集【クボタのスーパールーキー】

 

 

 

※今季2トライ素晴らしいなー

 

 

 

 

 
(引用元:ラグビーリパブリックより 神戸製鋼戦でも体を張り続けたクボタFB金秀隆(撮影:見明亨徳))
 
 
 
 
2021.05.12

秀隆(すりゅん)に続け 朝鮮大ラグビー部2021年春

 
 
 
 
 
 
こちらの記事をご覧ください。
 
 
 

 

※朝鮮大学ラグビー部卒 

 

 

 

金秀隆選手の今後の活躍

 

 

 

期待してます。

 

 

 

また情報入りましたらアップしますねー