長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 13 (財政解決に向けた新たな取り組み 朝鮮新報より) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

毎日ブログ更新して15年かっちんブログでは全国の朝鮮学校(ウリハッキョ)情報・サッカーの速報・全国の在日同胞達の熱い活動をもっと知ってもらいたいので最新情報をアップしております。青商会時代で培ったネットワークを使って全力で発信しております

 

 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 1 (9月15日(日)長野朝鮮初中級学校創立50周年) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 2 (【50周年記念ポスター紹介①食堂 曺美子オモニ】) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 3 (50周年記念ポスター紹介③父母インタビュー) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 4 (50周年記念ポスター紹介④ 작은 책걸상) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 5 (50周年記念ポスター紹介⑤「ここへ、集まろう」) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 6 (50周年記念ポスター紹介⑥先生たちの紹介) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 7 (前日準備完了) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 8 (大同窓会写真はこちら) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 9 (集合写真・記念公演の様子) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 10 (新聞にも掲載されました) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 11 (大盛況の様子・写真はこちら) 

 

長野朝鮮初中級学校創立50周年記念事業 12 (先代の思い受け継ぎ発展を!朝鮮新報より)

 

 

 

の続き

 

 

 

 

(朝鮮新報より http://chosonsinbo.com/jp/2019/09/hj1909272/)記念行事の参加者たち

 

 

 

長野朝鮮初中級学校50周年記念行事

 

 

 

朝鮮新報 2019/09/27
財政解決に向けた新たな取り組み/長野初中・ALPSプロジェクト

ゼロから築いた財産守り抜く

今年、学校創立50周年を迎えた長野初中では、未来に向けた学校への支援と教育のさらなる発展のために、「みんないっしょに(All Together)・明日への愛を込めて(Love Tomorrow)・新たな前進、発展を(Progress To The Future)・ウリハッキョのために(For Our School)」を活動目標にした「ALPSプロジェクト」(主催=長野初中創立50周年記念事業実行委員会)が始動した。

記念行事の参加者たち

このプロジェクトの柱となったのが「長野ハッキョ未来応援基金『ALPSファンディング』」だ。ALPSファンディングとは、①教育環境と施設の拡充、②児童・生徒数の増加、③保護者らの経済負担軽減のため、1000人(口)のサポーターを新たに獲得し年間1200万円を集めることで、学校支援のための5つの取り組み(幼稚園の無償化、教育施設のICT化促進、遠距離通学バスの補助、スポーツ・文芸活動の支援、学校施設の改修)を活性化させるための企画で、同プロジェクト推進の中心となった長野初中創立50周年記念事業実行委員会では、1月の実行委発足以降、支援者獲得のため日々奔走してきた。

「チュチェ100年を迎えた2012年、青商会の祖国訪問に参加した。当時ハッキョでは人件費が不足するなど財政面で大きな困難を抱えていた。その状況に風穴をあけようと提起されたのが長野青商会の民族フォーラムだった。フォーラム後、学校を中心に財政面でのさまざまな取り組みを思考し立て直しが進むなか、若い保護者たちからは『ハッキョは負担が大きい』といった声が多く聞こえてきた」

そう語るのは、実行委員長の曺将鎬さん(46)。プロジェクトの構想は実に5年に及んだという。

 

 

 

 

校内に掲示されたALPSプロジェクトのポスター

 

 

 

「幼稚班を無料にして、赤字の補填分を出す。通学バスや冬の暖房費をもらわない。部活の遠征費を無料…これらをすべて実施したら全部でいくらかかるだろうと。すると年間800万円がかかることがわかった。逆に考えれば、毎年800万円を集めたらこれが可能になるということ。ちょうど昨年そういう話をしていた」

曺さんと長野県商工会会長の千英敏さん(47)が教育会理事を兼ねていることもあり、その後、計画は具体化していく。

「卒業生が650人、一人1万円出せば年間650万円。その第一歩としてまずは月に10万円出せる同胞を集めようとした。できないことはない、そう思って始めたんだ」(千英敏さん)

一方で、支援活動に拍車をかけたのは、実行委たちを中心とした長野同胞らの民族教育に対する信頼だった。

「朝鮮学校にいれたら、損するんじゃないかと思ってる人がいるけど、自分はそうは思わない。例えば成人式に参加したりして、この子たちうちの会社にほしいなと思うんだ。お世辞なんかじゃない、良い生徒が実際に育っている。それがこのハッキョの魅力でしょ」(曺実行委員長)

実行委メンバーで同校オモニ会会長の申賢麗さん(46)も、幼い頃から共に学んだ同級生の曺さんの姿をみて励まされた一人。

申さんは「長野では、生徒を集めることももちろん大事だが、まずは財政を解決するのが最優先だった。資金があれば、それを子どもたちに還元することで今よりももっと充実した環境で才能や夢を成し遂げられる。実行委員長を中心に、同胞たちに呼びかけたこのプロジェクトは、何かをしたいとき、『お金がないからできない』ではなく、『同胞たちが支援してくれたからできる』と、長野同胞社会の団結力を直に見せてくれるものになったと思う」と話した。

 

 

 

 

記念行事の場で涙ながらに語る曺委員長(写真中央)

 

 

 

 

「先代たちがゼロから築いた民族教育という財産を、なくしてはならない。一日だけでない、今後に生きるプロジェクトにしたい」という実行委メンバー皆に共通する熱い思いは、長野県下の同胞らへ少しずつ浸透していった。

記念行事が開催される9月までの期間、実行委では、卒業生会を中心に一口1千円の寄付を呼びかけ、その一方で、LINE@を通じ県下同胞たちへ、定期的に学校関連のお知らせを配信するなど、過去にない機能を活用しながら、学校支援の輪を着実に広げた。

15日に行われた学校創立50周年の記念式典―。同校の李盛吉校長の報告では、ALPSファンディングに参与した口座数は延べ2万2057口、金額で合計2205万円にのぼることが発表され、報告後、体育館には実行委員たちに向けた称賛の拍手が鳴り響いていた。

記念行事の最後に、あいさつした曺委員長はこぼれる涙をぬぐいながら「50周年を祝うため集まってくれた同胞たち、この間献身的に支援をしてくれた総聯長野県本部をはじめとするすべての関係機関、皆への感謝の思いでいっぱいだ。この間、どれほど多くの県下同胞らが、学校を支えようと貴重なお金を寄付してくれたかしらない。これからが本当のスタート。長野同胞社会をこの地の同胞一人ひとりが盛り上げていきましょう」と呼びかけた。

(韓賢珠)

 

 

 

 

お疲れ様でした。

 

 

 
長野ハッキョチェーゴインミダー