青商会代表団 朝鮮訪問記 1 (33名の同志達が祖国を訪問)
青商会代表団 朝鮮訪問記 2 (盛り上がっている写真はこちら)
の続き
朝鮮経済の活気、祖国貢献への第一歩/青商会代表団が祖国を訪問
注目の観光地区へ
青商会では近年、日本各地の役員、会員を網羅した代表団を隔年で組織し、祖国を訪問してきた。過去は青商会結成の節目や祖国における国家イベントなどを機に訪朝したが、今年は「朝鮮経済」をテーマに掲げ、祖国への新たな貢献を模索する目的の下で実施された。期間は4泊5日と短いながらも、経済関連施設への見学、朝鮮経済の第一人者による経済講義など密度の濃い旅程となった。
今回のハイライトはなんと言っても元山葛麻海岸観光地区への現地訪問。国家が最重視する建設対象の一つである東海岸の大型リゾート施設群は、全容がまだ明らかになっておらず、同地への訪問も現在は制限されている状態だ。今回、青商会に見学が許されたのは祖国の特別なはからいによるものだ。
27日、一行は平壌からバスで元山へ。市内から東海岸に近づくほど、明沙十里に沿って連なる観光地区のアウトラインが徐々に姿を現しはじめた。
アーチ型の入り口をくぐると、起動芸術扇動隊の力強い演奏が鳴り響く建設現場が眼前に広がった。さらにバスを走らせ、一行は、観光地区の中心部に位置するホテルと総合商店の建設現場を見学した。圧倒的スケールの建設現場のインパクトから、青商会メンバーらは自力更生で前進する朝鮮経済の躍動感を感じ取っていた。
「経済制裁の中でこれだけのものを自分たちの力でつくろうとしている。明らかに経済が前進していると感じた。祖国訪問は23年ぶり。発展ぶりは話には聞いていたが、会長として、自分の目で経済状況を確かめるべきだと思った。来年4月のオープンに向けて急ピッチで建設が進む観光地区の姿を、東北ハッキョの子どもたちに見せてあげたい」(裵漢明・宮城県青商会会長、41)
「これほどの規模の観光地区の建設が、国家的な計画の下で進められていることがすごい。平壌だけでなく元山市内にも高層ビルが立ち並び、人々の生活が上向いていると実感した」(金勇樹・神奈川中北地域青商会幹事、31)
配慮に期待実感
元山葛麻海岸観光地区への見学に限らず、滞在期間には青商会のためだけに組まれたイベントが用意されていた。
青商会と深い縁がある万景台学生少年宮殿。かつての訪問でも必ず訪れた場所だが、今回訪れたのは金曜で、本来は一般公開見学を行う日ではない。宮殿側はこの日、青商会に特別に門を開き、公演を行った。
全国の青商会同志たち
チェーゴインミダー