新井浩文の逮捕で飛び交う在日ヘイト。「韓国人は強姦民族」などという醜い差別がネット上を跋扈 | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

毎日ブログ更新して15年かっちんブログでは全国の朝鮮学校(ウリハッキョ)情報・サッカーの速報・全国の在日同胞達の熱い活動をもっと知ってもらいたいので最新情報をアップしております。青商会時代で培ったネットワークを使って全力で発信しております

 

 

 

 

 

 

 

 

新井浩文の逮捕で飛び交う在日ヘイト。「韓国人は強姦民族」などという醜い差別がネット上を跋扈

 

 

 

https://wezz-y.com/archives/63418?fbclid=IwAR1pnHi2WSOkfvI4QKA1nxSXE8NmRoaIiNgzQ4ynEBIQEQgKPkzdYyOcpK0

 

 

 

 

 芸能界を震撼させた新井浩文の逮捕。名バイプレーヤーとして多くの映画・ドラマに出演していただけに、彼が関わった130本以上の作品の扱いも含め、騒動は拡大している。

 そんな事件のどさくさに紛れ、ひとつ看過できない現象が起きている。逮捕を伝えるニュースでは、新井浩文の本名・朴慶培(パク・キョンベ)も報じられ、多くの人に在日3世のルーツが知れ渡ることになった(新井浩文自身は出自を隠しておらず、2005年に国籍を北朝鮮から韓国に変えたことも含めて以前から公表している)。

 それを受け、新井浩文の犯した罪と、彼の出自を結びつけて罵倒するヘイトが跋扈しているのだ。インターネット上には、正視に耐えない、こんなグロテスクな言葉が大量に投稿されている。

<さすが在日朝鮮人 新井浩文グズ男だよね>
<新井って名前在日が多いから調べてみたら、やっぱりこの容疑者も在日だったわ。チョンは相変わらず強姦魔多いな>
<韓国人は強姦民族だと言うのはヘイトでも悪口でもない。統計的にも事実である。我が国の国民の多くが共通認識として考えているだろう。声を大にして言わないだけだ>
<在日3世で幾ら日本で生まれ育っても所詮は韓国人の血。日本で起きる韓国人犯罪の如何に多いことか。特に強制猥褻や強姦の性犯罪は韓国人のお家芸。韓国国内での性犯罪は日常茶飯事の異常民族>
(すべて原文ママ)

 

 

 

新井は容疑を大筋で認めている一方で、「顔を押さえつけてはいない」と一部の被害者側の主張は否認しているという(2月2日付ニュースサイト「スポニチアネックス」)。真実はこれから明らかになっていくだろう。しかし、強制性交がある程度事実なのだとすれば、新井はこれから傷つけた被害者に真摯な謝罪を行い、自らが犯した罪にも真正面から向き合って償わなくてはならない。

 それは前提としてありつつも、今回の犯罪は新井浩文個人の問題であって、彼の出自とはなんの関係もない。彼の犯罪をきっかけにしてヘイトを声高に叫ぶことなど許されるものではない。

 

 

 

 

村本大輔(ウーマンラッシュアワー)、柳美里がヘイト批判をツイート

 
 
 

 芥川賞(1997年に『家族シネマ』で受賞)作家の柳美里氏はツイッターを通じ、<罪を犯した人の名前に「在日」を付けて検索してみてください。犯罪は国籍に起因するのですか? 韓国籍だということが、犯罪を起こさせるのですか?>とつぶやいたうえで、<ツイッターは、在日韓国・朝鮮人の未成年の子どもたちもやっています。これらのツイートは、在日韓国・朝鮮人に対する差別や憎悪を扇動しています>と警鐘を鳴らした。

 

 

 

また、村本大輔(ウーマンラッシュアワー)も、ヘイトが飛び交う現状を問題視する、このようなツイートを投稿した。

<新井浩文が在日朝鮮国籍だとわかった瞬間にバッシングが何万倍にもなる。国籍で人を決める人種差別主義者が日本には少なからずいる>

 村本のこの発言には<被害者がいることを忘れてないか?>などという反論が飛び交っているが、上に引いたインターネット上の言葉を見ればわかる通り、ヘイトを煽っている人たちは被害者が受けた身体と心の傷を慮ってなどいない。性犯罪への憤りを演じながら、ただ、新井の犯罪を「在日バッシング」「在日ヘイト」の道具にしているだけだ。

 重ねて言うが、報道されている内容が真実なのだとすれば、新井の犯罪は真摯な謝罪と深い反省を必要とするものである。しかし、それと彼の出自はまったく関連のないものだ。犯罪と出自を結びつけてこれほどまでにひどい言葉が飛び交う異常な社会状況は、決して野放しにしてよいものではない。