全文「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言 」(2018年4月27日) | かっちんブログ 「朝鮮学校情報・在日同胞情報・在日サッカー速報情報など発信」

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本日 南北首脳会談 生放送こちらで観れます&全国のウリハッキョでも学生たち生放送観る予定 

 

生放送はこちら 南北首脳会談の様子&全国のウリハッキョでも学生たち観てます。 

 

全文「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言 」(2018年4月27日)

 

 

 

の続き

 

 

 

 

 

 

 

27日午後6時過ぎ、南北首脳会談を終えた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は、板門店(パンムンチョム)の「平和の家」の前で、世界の記者たちや関係者が見守る中

 

 

 

「完全な非核化を通じて、核のない朝鮮半島実現が南北の共同目標」
「年内に終戦宣言をして平和体制を構築、平和定着」
「相互に南北共同連絡事務所を設置」
「非武装地帯を平和地帯に」
「軍事的問題を速やかに協議」
「文大統領が秋にピョンヤンを訪問」
「南北赤十字会談開催し離散家族問題を協議」

などを骨子とした共同宣言を発表した。

 

 

 

 

 

 

南北首脳が「板門店宣言」発表 「完全な非核化」目指す

 

 

 

 

https://www.asahi.com/articles/ASL4W5VB7L4WUHBI05L.html?iref=com_flash

 

 

 

 

韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領と北朝鮮金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長は27日、南北の軍事境界線をまたぐ板門店で11年ぶりの首脳会談を行い、朝鮮半島の「完全な非核化」を目標とすることを盛り込んだ「板門店宣言」に署名し、発表した。今年秋に、文氏が平壌を訪問することでも合意した。

 南北首脳による会談は、2000年に金大中(キムデジュン)大統領が、07年に盧武鉉(ノムヒョン)大統領が、それぞれ北朝鮮金正日(キムジョンイル)総書記と平壌で会談したのに続いて3回目。板門店の韓国側の施設「平和の家」で行った。

 文氏は会談で、①朝鮮半島の非核化②恒久的な平和の定着③南北関係の進展を主な議題とした。

 非核化について、宣言は「南北は完全な非核化を通じて、核のない韓(朝鮮)半島を実現するという共同の目標を確認した」と明記。「北側がとっている主導的な措置が、半島の非核化のために大きな意味があり、重大な措置であるという認識で一致し、今後、それぞれが自らの役割を果たすことにした」として、北朝鮮側の取り組みを評価した。「南北は半島の非核化のため、国際社会の支持と協力のため、それぞれ努力していく」とも明記した。

 また、停戦状態にある朝鮮戦争について、「休戦協定締結から65年になる今年に終戦を宣言し、休戦協定を平和協定に転換する」と盛り込んだ。恒久的な平和の構築に向けて、韓国、北朝鮮、米国の3者、または中国を加えた4者による会談の開催を積極的に進めていくとした。(高陽〈韓国北西部〉=武田肇、牧野愛博)

 

 

 

 

[全訳] 「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言 」

 

(2018年4月27日)

 
 
 
 
 
 

北朝鮮の金正恩国務委員長(左)と、韓国の文在寅大統領。板門店共同取材団提供。

4月27日、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は板門店の南側施設「平和の家」で「2018南北首脳会談」を行い、「板門店宣言」に合意した。以下に全文訳を掲載する。

宣言全文は韓国側が報道陣に提供したものに基づく。

「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言 」(2018年4月27日、板門店)

「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言 」

大韓民国の文在寅大統領と朝鮮民主主義人民共和国の金正恩国務委員長は、平和と繁栄、統一を念願する全ての同胞の一途な志向を込め、朝鮮半島で歴史的な転換が起きている意味深い時期に、2018年4月27日、板門店の平和の家で南北首脳会談を行った。

両首脳は、朝鮮半島にこれ以上の戦争が無く、新しい平和の時代が開かれたことを8000万のわが同胞と全世界に厳粛に闡明した。

両首脳は、冷戦の産物である長い分断と対決を一日も早く終わらせ、民族的な和解と平和繁栄の新時代を果敢に開いていき、南北関係をより積極的に改善し発展させていかなければならないという確固たる意志を込め、歴史の地、板門店で次のように宣言した。

 

 

 

 

 

 

1.南と北は南北関係の全面的で画期的な改善と発展を成し遂げることにより、途絶えた民族の血脈をつなぎ、共同繁栄と自主統一の未来を引き寄せていく。

南北関係を改善し、発展させることは、すべての同胞の一途な願いであり、これ以上、先延ばしにすることができない、時代の切迫した要求だ。

(2)南と北は、わが民族の運命は、われわれ自ら決定するという民族自主の原則を確認し、これまでに採択された南北宣言と、あらゆる合意を徹底的に履行することにより、関係改善と発展の転換的な局面を開いていくことにした。

(2)南と北は高位級(閣僚級)会談をはじめとする、各分野の対話と協議を、早い日時に開催し、首脳会談で合意された問題を実践するための積極的な対策を立てていくことにした。

(3)南と北は、当局間協議を緊密にし、民間交流と協力を円満に保障するために、双方の当局者が常駐する南北共同連絡事務所を開城(ケソン)地域に設置することにした。

(4)南と北は民族的な和解と団結の雰囲気を高めていくために、各界各層の多方面的な協力と交流往来と接触を活性化していくことにした。

内には、6.15をはじめ、南と北に同じように意義がある記念日を契機に、当局と国会、政党、地方自治体、民間団体など、各界各層が参加する民族共同行事を積極的に推進し、和解と協力の雰囲気を高め、外には2018年アジア競技大会をはじめとする国際競技に共同で進出し、民族の誇りと才能、団結した姿を全世界に誇示することにした。

(5)南と北は民族の分断により発生した人道的な問題を、至急に解決するために努力し、南北赤十字会談を開催し、離散家族・親戚再会をはじめとする諸般の問題を協議、解決していくことにした。

差し当たって、来たる8月15日を契機に、離散家族・親戚再会を進めることにした。

(6)南と北は民族経済の均衡的な発展と共同繁栄を実現するために、「10.4宣言」で合意した事業を積極的に推進していき、一次的に東海線および京義線鉄道と道路を連結し現代化させ、活用するために実践的な対策を行っていくことにした。

 

 

 

 

 

 

2.南と北は朝鮮半島で尖鋭な軍事的な緊張状態を緩和し、戦争の危険を実質的に解消するために共同で努力していく。

(1)南と北は地上と海上、空中をはじめとするあらゆる空間で、軍事的な緊張と衝突の根源となる、相手方に対する一切の敵対行為を全面的に中止することにした。

差し当たって、5月1日から、軍事境界線一帯で拡声器による放送と、ビラ散布をはじめとする、あらゆる敵対行為を中止し、その手段を撤廃し、今後、非武装地帯を実質的な平和地帯として作っていくことにした。

(2)南と北は西海の北方限界線(NLL)一帯を平和水域にし、偶発的な軍事的衝突を防止し、安全な漁労活動を保障するため、実際的な対策を立てていくことにした。

(3)南と北は相互協力と交流、往来と接触が活性化することによる、様々な軍事的な保障対策を立てることにした。

南と北は双方の間に提起される軍事的な問題を遅滞なく協議解決するために、国防部長官会談をはじめとする軍事当局者会談を頻繁に開催し、5月中にまず将星級軍事会談を行うことにした。

 

 

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3.南と北は朝鮮半島の恒久的で強固な平和体制構築のために積極的に協力していく。

朝鮮半島での非正常的な現在の停戦状態を終息させ、確固とした平和体制を樹立することは、これ以上、先延ばしすることができない歴史的な課題だ。

(1)南と北はいかなる形態の武力も互いに使わないという不可侵合意を再確認し、これを厳格に遵守していくことにした。

(2)南と北は軍事的な緊張が解消し、互いの軍事的な信頼が実質的に構築されることにより、段階的に軍縮を実現していくことにした。

(3)南と北は停戦協定締結から65年になる今年に、終戦を宣言し、停戦協定を平和協定に転換し、恒久的で強固な平和体制の構築のための南北米3者、南北米中4者会談の開催を積極的に推進していくことにした。

(4)南と北は、完全な非核化を通じ、核のない朝鮮半島を実現するという共通の目標を確認した。

南と北は、北側が行っている主動的な措置が朝鮮半島の非核化のために大きな意義を持ち、重大な措置だという認識を共にし、今後、各々が自己の責任と役割を果たすことにした。

南と北は朝鮮半島の非核化のため、国際社会の支持と協力のために積極的に努力することにした。

両首脳は、定期的な会談と直通電話を通じ、民族の重大事項を随時、真剣に議論し、信頼を強固にし、南北関係の持続的な発展と朝鮮半島の平和と繁栄、統一に向けた良い流れをさらに拡大していくため、共に努力していくことにした。

差し当たって、文在寅大統領は、今年の秋に平壌を訪問することにした。

2018年4月27日

板門店

大韓民国 

大統領

文在寅

朝鮮民主主義人民共和国

国務委員会委員長 

金正恩