青商会卒業後も活躍している同志達　１　（チョンホ兄北九州教育会会長）

１０月新シリーズ　第３弾

青商会卒業後も活躍する

同志達を定期的に紹介していきます。

まず第１回目

http://chosonsinbo.com/jp/2017/10/sinbo-j_171011-3/

（朝鮮新報より）

〈特集・ウリハッキョの今〉北九州初級／

インタビュー・許清昊さん

「親」への恩返しを

親の仕事の関係で初、中、高級部とそれぞれ千葉、岡山、茨城の朝鮮学校に通った。地域は違えど、ウリハッキョそのものが「自分を育ててくれた『親』のような存在。だからこそ恩返しをしたい」。

福岡の八幡地域青商会で活動し、14年から九州青商会の5代目会長と中央青商会副会長を兼任。民族教育を守り発展させるために変革が求められていた。

九州青商会の歴代OBたちによる「第三者委員会」、総聯本部管下の各団体で構成される「福岡民族教育対策委員会」での協議を経て、県単位でしかなかった教育会が15年に各学校で立ち上がる。九州青商会の歴代会長が各校教育会の会長となり、許さんは子どもを送った北九州初級の会長に。財政や運営をはじめ学校事業を上昇気流に乗せるのは容易くない。しかし決意を固めた。

「自分たちが匙を投げたら民族教育が途絶えてしまうかもしれない。そんなことできるはずがない。問題をクリアした上で次世代にバトンを渡したい。チャレンジあるのみだ」。教育のICT化や英語教育の推進にとどまらず、九州及び近隣地方の民族教育に関しても考えをめぐらしている。

「子どもたちが通ってよかったと思えるような学校を築いていきたい」。いずれ「親」に恩返ししてくれると信じて。

（48、同校教育会会長、学校創立50周年記念事業実行委員会委員長）