A Dramatic Turn Of Events | Sanoth From Hell

Sanoth From Hell

一児の父親となったSanothが社会問題を理屈っぽく斬る!

崇高な人間にも糞みたいな人間にも人生の分岐点というものは平等に与えられている。
結婚、転職、起業、別離、それを活かすも殺すもその人次第。
一時の気の迷いで人生を台無しにしてしまう人間もいるが、それを上手く利用してむしろ好機に変える人間もいる。
後者は間違いなく人生における試合巧者と言えるが、それも一時的な評価、長期的な評価があり、失敗だと嘲笑を受けてきた人間が死んでから評価され、むしろあの失敗は成功の鍵だったと言われるかもしれない。
ってな面倒くさい能書き垂れるのはやめにして、今日はDream Theaterの新譜、A Dramatic Turn Of Eventsについて語ります。

ア・ドラマティック・ターン・オヴ・イヴェンツ(スペシャル・エディション)(初回限定盤)/ドリーム・シアター

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知ってる人は知ってますし、ファンなら当然ですが、今作のレコーディング前に敬愛するドラマーのMike Portnoyが急遽脱退しました。
僕は彼のシグネイチャースネアを使用する位(実際はあまり使ってないw)彼の大ファンで、自分のバンドでも彼のジャイアニズムを継承してしまう程ですヽ(゜▽、゜)ノ
一ドラマーとしても大好きですが、それ以上に「DTのMP」に惚れ込んでいたので、脱退当時DT熱がそれ程熱かったわけではないなりに衝撃を受けました。

その後のDTとMPの活動は対称的です。
DTは世界から七人の凄腕ドラマーを呼び寄せ、新ドラマーのオーディションを行い、それをドキュメンタリー映像として公開し注目を集めます。
僕自身もそれを見てDT熱が再燃してきたので、このドキュメンタリーの効果は凄かったのでしょう。
Twitter上で当時イギリスのロイヤルウェディングの次にフォローされてたとか言う位ですがら注目度の高さが伺えます。
感心なのはバンド継続の危機という自らのピンチをバンドとしてのステップアップ及びビジネスに変えてしまうバイタリティ!
自分の座右の銘で(aikoの)「ピンチはチャンス」というのがあるんですが正にそれですねクラッカー
一方MPはA7Xのサポートとしてツアーするも正メンバーにはなれず、DTに戻りたいと打診するも叶わず、ちゅうぶらりん状態で今はビッグネーム達とプロジェクトをやっていますが、満喫しているのか不本意なのか、本人のみぞ知るといった所でしょうか。
何となくA7Xによって今回の騒動が起きた感じですが、浮気相手と一緒になる事も正妻と寄りを戻す事も出来ずに一人身を余儀なくされた中年男性、何かを学ばざるを得ません(´□`。)

で、新譜ですが、聴きやすくて(・∀・)イイ!!
まずGtのペトが拘ったというクリアな音質で耳に優しいMixになっている事と、ここ数年続き過ぎてもはやDTの色ともなってしまっていたへヴィ路線の回避が往年のファンにとって非常に嬉しい結果をもたらせています。
曲の長さも相変わらず10分超えが9曲中4曲と凄いボリューム感ですが、無駄な延々ジャムが殆ど無いのと10分前後なら聴く者を飽きさせない構成、散りばめられたリフが逐一素敵といった要素ですんなり一枚通せます。
新ドラマーのマイク・マンジーニは世界トップクラスのテクの持ち主ですが、今作ではテクの押し売りはなくアンサンブル重視に徹しています。
しかしその片鱗は見せてないかと思いきや実は随所でエグい事をやってます。
ただMPのようなこれ見よがしな手技足技では無いので大人しい印象ですね。
これもアルバム通してスッキリ聞ける一因でしょう。

実際、新生DTに寄せる期待感、へヴィ路線を回避した原点回帰(+ちょっぴり新境地)、これまでの劇的な背景等から新譜そのものを正当に評価出来てない部分は大いにあるかと思います。
発売から一年位おいて潜入感なしで聴く方が正しい評価出来るのかも。
単純に過去の曲と比較したら今作に突出した名曲があるわでもなく(八曲目が素晴らしいという声は多いみたいですが)。
しかし話題性作りの上手さも全部ひっくるめてビジネスとしてDT及び所属レーベルのRoadrunnerの戦略は当たったわけで、オリコン総合デイリーチャートで一位みたいですよ\(゜□゜)/
斜めに見ずにそれに乗っかって楽しめる人が勝ちでしょう。
まぁMPがいないだけでとか、MMが叩いてるだけで低評価って人もいるみたいですが、それはその人の価値観としてありです。
とりあえずもうちょっと聴き込んで新譜の良さをさらに発見しようと思います。
あぁ来日してくれないかぁ音譜

ちなみに特典DVDにはドラムオーディションのドキュメンタリー映像が収められているんですが、Derek Roddyのインタビュー発言「済んだことは変えられない。なら考えてもムダさ」がハッとしてグッと来た。


今日はオープニングのこの曲を。

On The Backs Of Angels / Dream Theater

最初のアルペジオからして素晴らしいものを期待させてくれます。