毎度おなじみ
Rikoさん
のお料理クラス、
今月は待ちに待ったイタリア祭!
先日までイタリアへ旅行中だったRikoさん、
た~くさんの美味しいあれこれを
携えて帰国されたのは言うまでもなく・・
そんな幸せすぎるおすそわけを
ただひたすら堪能させていただきました。
まずは
トスカーナのオリーブ新油!
2種類を味比べです。
絞りたてフレッシュなそれは
オイルというより
まさにオリーブのジュース!
青い風味がすがすがしい・・
私はこちらのタイプが気に入りました。
もうひとつのほうは
ピリッとした辛みが個性的。
パルミジャーノレッジャーノfrom工場!
じゃりっとした結晶にぶつかるときのよろこび・・
ロンドンで購入されたというスティルトンも。
これに合わせたバルサミコが・・
モデナの正真正銘トラディッショナーレ!
それはそれは魅惑の芳香と粘度を持った
うっとり甘美なバルサミコ。
添加物は一切ゼロ、
純粋にぶどうの搾り汁だけを
ゆっくり長い年月をかけ樽を変えながら
醸造して作られます。
このバルサミコを使用した
ジャムやデザート用クリームなども
病みつきになる美味しさでした。
ドライポルチーニ。
ふっくら戻ってしっかり出汁が出ています。
戻し汁は再度濾して、
実のほうも再度水に漬けて
しっかり汚れを取り除きます。
今回こちらはリゾットに・・
ドライトマトは
砂糖を加えた水で戻す。
甘味をぐっと引き出してくれます。
ニョッキに合わせるトマトソースに加えます。
まずはニョッキ作りから。
つるんと白玉のようなニョッキではなく、
じゃがいものほこほこ感が残る仕上がりを目指します。
しっかりゆでたほくほくじゃがいも、
熱いうちにつぶして強力粉と合わせます。
じゃがいも:粉=3:1が基本。
ポイントは
練らないこと!
ようやっとまとまるくらいに合わせます。
みんなで楽しい成形タイム。
みんな違って、みんないい
みすゞ的風景です。
海水程度の塩水でゆでたら
すぐに氷水に放ち、食感よく仕上げます。
ベシャメルソースは
なすとズッキーニのラザニアにしのばせます。
絶品ボロネーゼソースもたっぷり。
長崎の肥後紫という長茄子がポイント。
つづいてリゾット。
イタリアのカルナローリ米、日本米、
スペルト麦を合わせて食感よく。
リゾットのこつは
お米ひたひたのスープを常にキープすること。
足りなくなったらその都度スープを注ぎ足して。
この状態でお米がアルデンテになるまで火にかけます。
今回はドライポルチーニの戻し汁をスープ代わりに。
たっぷりのポルチーニ+パンチェッタで
うまみ爆発!間違いなし・・
ショートパスタの美味しいゆで方も
リゾットのそれに然り!
ひたひたのスープを保ちながらゆで上げます。
たっぷりの湯でゆでたものに比べ
水っぽくなくもっちり、
そしてパスタに味がしみ込んで
ぐっと美味しくなるのです。
ゆでたてに
美味しいオリーブオイル、
美味しいパルミジャーノ、黒胡椒。
素材の良さが生きる、
シンプルながら
この上なくぜいたくなパスタ!
私たち生徒はいそいそと席に着き、
Rikoさんが次々と仕上げていく
絶品料理たちにひたすらうなる!の巻。
ルッコラのシンプルなサラダも
絶品オリーブオイル+バルサミコ+白トリュフオイル
で大変身。
ポルチーニとパンチェッタのリゾット。
凝縮されたうまみ、香りがたまりません・・
じゃがいものニョッキ
ドライトマト入りトマトソース
じゃがいものほこほこ感が残ったニョッキ!
トマトソースはにんにくなど加えず
塩、砂糖のみでじっくりトマトを煮詰めたもの。
素材の輪郭がしっかり伝わる料理って
やっぱり心から美味しいと感じます。
これに白トリュフオイルをたらり、
するとまたたまらなく合うのです。
野菜のラザニア
全要素美味しいのですが、
とりわけボロネーゼソースが!
豚肉はひき肉ではなく手切りで、
そして隠し味に干しあんずを加えているそう。
ミートボールと野菜のオーブン焼き
こちらのお肉もひき肉ではなく手切りで。
そのごつごつ感が美味しい。
中にキューブチーズが隠れています。
下には炒めた野菜+昆布だし+セージなどのハーブ。
こんなシンプルな材料だけとは思えないほど
滋味深く、心身ともにほっと温まる味わい。
素材の美味しさが生きた直球料理の数々・・
思わずRikoさんを
マンマ!と呼びかけたくなるようでした・・
デザートもこれまた私的大ヒット!
こってり濃厚なギリシアヨーグルトを使ったティラミス。
コーヒー液を浸したサヴォイビスケット、
ヨーグルト+はちみつ、
マロンクリーム、マロングラッセ
を重ねたデザート。
これにバルサミコクリームをとろりとかけ、
イタリアのすみれの砂糖漬けを飾って・・
満腹でもおかわりしてしまう美味しさでした。
イタリア旅の貴重なおすそわけ、
本当にありがとうございました!
次回は現地で・・・