子供の頃(思春期)親の束縛から早く逃れたくて親元を離れる事ばかり考えていました。
今思えば束縛といっても、何をやるにもいちいち監視されて、とかではないです。
単純に父の教育方針が厳しめだっただけでした。
更に今思えば、厳しくもなくて、当たり前のことを身に着けさせるため、世の中の非常識に惑わされないようにするために導いてくれていただけでした。
これも、親になって気付いたことの一つではありますが、実際に親になると、もっと究極の事に
気付きました。
18歳で上京し、それ以来親元を離れっぱなしなのですが、一人で生活をして初めて親のありがたさがわかりました。
「俺ってとんだバカ息子だったのだな」と、感じると同時に親の偉大さも感じたのでした。
そして、「早く親孝行をしたい」
と、いつしか思い始めていました。
愛情をかけて育ててもらい、親元を離れても変わらぬ愛で見守っていてくれる。
そんな偉大な親に楽をさせてあげたい。旅行に連れて行ってあげたい。必要なものは何でも買ってあげたい・・・
恥ずかしながらその思いは未だに一つも叶えていませんが(笑)
と、話がそれそうですが、そんな思いを抱きつつも自分も親になり分かったのです。
子供は、生まれてきてくれただけで既に親孝行をしているのだという事に!!
更に、育っていく過程で、たくさんの経験をさせてくれているので、それだけでもう親孝行は出来ているのです。
親になり、子供を愛おしく思うたびに実感します。
かといって、自分はもう親孝行はとっくに済んでいたんだ!!
とはなりませんが(笑)