昨日は、社員数290名の会社の社内勉強会の講師を務めてきた。
アンケート結果も拝見させていただいたが、すべてが「非常に満足」「満足」で、コメントも「知らないことばかりで分かりやすかった」が多かった。
と言う事で、本日の経営のヒントは「アンケートをどう見るか!」
アンケートではいろいろなことが見えてくる。
私はいつも注目しているのは「満足」と答えた人。
「非常に満足」ではないので、少なからず物足りなさがあるのだ。
その中のコメントにはいつも私を成長させてくれるヒントがある。
今回も3つのヒントを見つける事が出来た。
その中の一つに「表現」があった。
私はユーモアのつもりで話していた表現が、お一人の方から「少し気になる表現」とのアドバイスを受けた。
聞く人の立場によって言葉の捉え方は様々。
一人の方が気になったということは、他にも複数同じことを感じている可能性がある。
ここは改善する必要がある。
このようなコメントは非常にありがたい。
アンケートはこのようなコメントを得るためにするのだ。
それに対し、以前こんなアンケートを実施するセミナーがあった。
ある団体(私も所属していた団体)がゲスト講師を招いてセミナーを行った。
はっきり言って眠たくなるつまらないセミナーだった。
そしてセミナーが終わってゲスト講師が帰られた後、アンケートが実施された。
司会の方から一言こんな前置きでアンケートが配られた。
「アンケートは良い事をできるだけ書いてください。
アンケート結果が悪いと、わざわざお越しいただいた講師の方に申し訳ないし、次回からお呼びしても来てくれないかもしれません。
よろしくお願いします。」
どうしようもない団体・・・
だからいつまでたってもこの団体のセミナーの質は悪いのだ。
私はもうこの団体のセミナーには行っていない。
アンケート結果がよかった事で喜んでいる人は伸びない。
全ての仕事には改善の余地がある。
アンケートをどう見るかで、その人の資質がわかる。
あなたが良いアンケート結果に「非常に満足」したら、そこで成長は終わりだということを忘れないでほしい。
戦略経営コンサルタント・税理士
菅原由一
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