2021.4.17
大事なニュースなので今日は2つ目。
生命の安全教育手引書の趣旨・目標がこちら
性犯罪・性暴力の根絶は、待ったなしの課題であり、その根絶に向けて誰もが性犯罪・ 性暴力の加害者にも、被害者にも、傍観者にもならないよう、社会全体でこの問題に取り 組む必要がある。 令和 2 年度から 4 年度までの 3 年間を、性犯罪・性暴力対策の「集中強化期間」とし て、「性犯罪・性暴力対策の強化の方針」(令和 2 年 6 月 11 日決定)に基づき、被害者支 援の充実、加害者対策、教育・啓発の強化等の実効性ある取組を速やかに進めていく。
性暴力の加害者、被害者、傍観者にならないようにするために、生命の尊さを学び、性 暴力の根底にある誤った認識や行動、また、性暴力が及ぼす影響などを正しく理解した上 で、生命を大切にする考えや、自分や相手、一人一人を尊重する態度等を、発達段階に応 じて身に付ける。
こちら文科省のホームページから誰でも読めて、教材は自由にダウンロードできるそうです。
性犯罪、性暴力防止のためのプログラムが幼児教育や学校教育の中で実施される。
幼児から積みあげる教育は本当に大切だと思う。幼児期から暴力だと思わずに(性暴力を)受け入れている子が少なからずいるという事は、わかって来ている。
私も出会った事がある。
母親の彼から性暴力を受け続けていた子。彼女はそれを「愛情表現」だと思っていたし、その男の事が好きだと言っていた。母親から奪いたいくらいに。
大人が子どもを騙すのは簡単。悔しいけど。
生命の安全教育が幼児期から始まれば「あれ自分のされてる事って…」と振り返るきっかけになるかも知れない。いや。なって欲しい。
そういう意味では大歓迎なこの取り組み
だーけーどー…
もったいないのは全編ネガティブな情報で…
ふれあいの心地よさ、セクシャルプレジャーな情報は一切なし。
ってトコ。
どんな世代でも学びの入口はポジティブであってほしいと思っている。
あと…これもあれも「ダメだよ」の連発の中で、すでにそれを経験している子が孤立する事がないよう気を付けたい。
「noを言っても良い」のメッセージの後には、言えなかった事が悪い訳じゃないと伝えたい。
小さな加害経験のある子に「行為」の問題と人格の問題を分けて伝えたい。
傍観者にならないようにのメッセージの後に「大人でもこれは難しい事だけれど一緒にできるようになろうね」ってある程度の緩さが必要と思う。
…って、これらは全て現場で工夫するよう事なので、実践するなら充分に協議して臨まなきゃいけない。
そして…
これやったから「性教育オールクリア」って言い出す事態にならない事を強く望みたい。
言いそうなんだもん
これ、包括的性教育の中のほんの一部だと思うよ
強調したい
これ、包括的性教育の中のほんの一部だと思うよ
とりあえず…モデル実践の公募は来週水曜日が締め切りみたいです。予算割いてる以上善きモデル実践になって欲しい気持ち。
ココから下は宣伝です
性的同意についてゆるーく話しました。ゆるすぎて反省してます。
つ、次のチャンスがあったらもうちょいマシに話します(と、今は思っている)
あと看護学生ちゃんから「ジャケットが太って見えたから次回は衣装気を付けて」とアドバイス頂いた(笑)
4月放送分の「ゆーこの夜の相談室」避妊について話しました。ごく基本的な事だけど「えーじさんと微妙に噛み合ってないのが『味』だね」とコメント頂いてます(笑)どの辺りが噛み合ってないかも聞いてみてください