のと鉄道の想い出 | 石川県能登半島 三波公民館の活動ブログ

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石川県能登半島にある小さな地区の公民館です。
過疎化や少子高齢化に負けず、様々な活動を行っています。
こうした活動や日々の地区の様子などを少しづつアップしていきたいと思います。
このブログを読まれた多くの方々に三波地区を訪れてもらえたらと思います。

家を整理していると、こんなものが。

のと鉄道での一日
三波小学校児童会と書いてあります。

その頃私は小学生ではないのですが、三波小学校では地域の人にいろいろな手習いをする授業があり、私の家の古老がよく学校に行っていたので、このような冊子があるのでしょう。


中身は、のと鉄道を使った親子遠足のしおりと、のと鉄道について児童らが調べたものでした。

2004年10月ということは、のと鉄道能登線が廃線となる半年前です。
最後の想い出づくり、それと汽車に乗るという社会勉強も兼ねていたのでしょうね。

それにしても、児どう13人とは…。



保護者の人や先生方ののと鉄道(国鉄能登線)の想い出も綴られていました。



当時の5,6年生は、波並駅に自由帳を置いていたようですね。その名も「自由の目紙」

神奈川や大阪、東京など遠方からの訪問が見られます。
廃線間近なので、鉄道ファンも多く訪れていたのでしょうね。


2005年3月末にのと鉄道能登線は廃線。
三波小学校もその1年後に閉校となりました。

もう10年が経過するんですね。
どちらも復活は難しいですが、活用はできます。

三波公民館では2年前の春、波並地区の旧線路敷に桜を植樹しました。

1年後前の「波並で花見」では、旧波並駅で野点(お茶会)を開催しました。

夏には線路敷にろうそくの灯りを灯しました。


今年の「波並で花見」でも、野点を行います。

桜が咲く駅のホームで、目の前に広がる海を見ながらおいしいお茶をいただきませんか?

3月最終週には、線路敷と旧駅舎の草刈り、掃除をおこないますので、皆さんご協力お願いします。