猪平にあった分校の木造体育館が老朽化のため取り壊されました。
その一連の様子をお伝えします。
去年夏の猪平祭りでは、取り壊しの前に、収蔵していた中のキリコも含めお祓いを行っていました。
床に置かれたタライは雨漏りの水を受けるためのものです。
跳び箱なんかも残っています。
天井です。屋根板には灰色のフェルト(?)が貼り付けられていますが、雨漏りのシミが確認できます。
そして先週、解体工事が始まりました。
行った時はすでに、屋根瓦が取り除かれ、入口側の窓枠がなくなっていました。
ちょっとだけ中を覗いてみます。
こうしてみると、窓枠が波を打って、崩れ落ちそうです。
こちら側は外にすぐ斜面があり、日が差さないので痛みが激しいと思われます。
こちらはまだ日当たりがいいためかしっかりしています。
バスケットゴールがまだ残っています。
猪平分校は低学年までが通っていたとのことで、ゴールの高さも低めです。
灰色のフェルト(?)が取られ、屋根板が見えています。
穴ができたのが作業の前か後かはわかりませんが、板の傷み具合はすごいです。
キリコも片付けられ、窓枠がないため雪風が吹き込む体育館は、なんとも寂しい雰囲気でした。
でもまだ床は残っているようです。
さらに次の日は綺麗になくなっていました。
床下がどうなっているか初めて知りました。
やっぱり今まであったものがなくなるのは寂しいですが、こうやって見通しがよくなると「あっさりしたなあ」と少し清々しさも覚えます。
体育館がなくなって思い出の拠り所が1つ消えてしまいましたが、写真などに最後の姿を残すことはできました。これが皆さんの記憶の片隅に残って、これからの新しい思い出の1ページになってくれたらと思います。
今後この跡地がどうなるかはまだわかりませんが、有効に活用していってほしいですね。