放課後 | sanmokukukai2020のブログ

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    放課後

 

   佐々木梢さんから投稿をいただきました。自己紹介というと堅苦しい感じがしますが、

   少しだけご自身のキャリアや体験をご紹介いただけるといいな、と思っています。

 

    私が料理に携わるようになったきっかけを思い返してみました。短大では料理とは無

   縁の勉強をしておりましたし、実は結婚するまでお米を研いだことすらなくて……。独

   身時代はそれほど料理とは無縁の生活でした。

    でも気がつけば、身近に故郷の焼物は当たり前のようにありました。唐津、有田、伊

   万里焼などです。時間ができるとわずかなお金を持って窯元巡りをしていました。結婚

   と同時に自分で買った器や、母が持たせてくれた唐津焼などで、友人が来るとそれに拙

   い手料理を出しておりました。

    ニワトリが先か卵が先か、で言うと、器が先だったような気がします。器を使いたく

   て少しずつ料理に入っていった気がします。料理は奥が深く、今でも出会う料理人さん

   たちには沢山の勉強をさせてもらっています。

    さて、3月に入り、八百屋さんの店先に春を告げる野菜が並びます。重いコートを羽

   織りながらの買い物も、口の中は春の苦味と香りでいっぱいになります。

    料理には美味しいという言葉だけでは言い表せない、旨味というものがあることを

   知ったのはいつの頃だったのでしょうか。子供の頃には苦味も香りも大苦手だったもの

   が、今はそれを求めて、お店を梯子したり旅に出たり。春夏秋冬、日本列島は香りと苦

   味の野菜のオンパレード。この豊かな食文化を絶やさない環境でいてほしいと、つくづ

   く思う日々です。

    簡単レシピを1つ。新じゃがと春キャベツが出始めました。フライパンにオリーブオ

   イル、ニンニクのみじん切り、鷹の爪を入れ、コールドスタートします。鍋に湯をたっ

   ぷり沸かし、塩を入れ新じゃがを皮ごと5mm幅にカットしたものを2~3分茹でたとこ

   ろに、春キャベツを手でちぎり投入。2分足らず一緒に茹で、ザルに上げフライパンに。

   全体に塩胡椒してサッと炒めて出来上がり!新じゃがは皮ごと、キャベツの芯も使って!

   春キャベツの1玉なんてあっという間です。

                                     佐々木 梢    

             

 

   『今月の特選の一句』の写真について

    ミュンヘン郊外の湖岸に立つ小さな看板。それはこの水辺が19世紀半ばのバイエル

   ン国王ルードヴィッヒ2世が入水自殺した現場と説明するものだと。ミュンヘンに住む

   IT企業に勤める友人が散歩中に撮影しました。彼のメールには、”ルートヴィッヒ2世が

   亡くなったシュタンベルク湖の浅瀬です。

    王の水難事故とされているそうですが、これを実際に見て、怪しいと思いました。身

   長190cmもあり、泳ぎもうまかったという40歳の王様が、このようなところで水死し

   たというのは考えづらく、これは他殺だろうなと思いました。”と。wikipediaには、

   ルートヴィッヒ2世は”建築と音楽に破滅的浪費を繰り返した「狂王」の異名で知られ

   る”とあります。彼の地に音楽が根づいたのは彼の”破滅的浪費”のおかげとも言えます。

 

 

 

 

 

                      john lennon     ©️richard avedon

                                                                                               

                      imagine there’s no heaven

                      It’s easy if you try

                      no hell below us

                      above us, only sky

                     Imagine all the people

                      livin’ for today

                      ah...