習い方で人生が大きく変わる 第三部の②
外伝① ~算命学の三つの大きな要素~
算命学を学び始めると、その内容は多岐に渡る為、初めから大変面白く学習することができます。
しかし高段者になってくると、技術や物の捉え方が複雑になり、真理としての哲理を裏側に所有しつつ、高等技術を身に着けて行かなくてはならないことに気がついて参ります。
本来算命学の学習は、一つの占技がどのようなものの考え方から出発しているのかをよく理解したうえで、技術の習得に入らなければなりません。しかし、ほとんどが技術先行の教えとなり、その後に形を知り、心を知るといった道筋になっています。
決して間違いではありませんが、高い段階に来ると、これまでの方法は通じなくなってしまいます。
算命学には、三つの大きな要素がございます。三大主因です。
三大主因
1. 占道技術
2. 技術に至る哲理
3. 宇宙を祖とする信仰の心
これらが総合されて、完全な運命把握となり、心の救済になっていけるのです。
下記の資料は、高尾義政先生が、昭和58年7月に実際の授業でお話をされた内容のトートです。
(資料提供 第4期生 故松川先生)
こちらの授業の説明では、算命学を勉強するには、陰の(運命編と真理編)と陽の(思想編と運略編)の両方をしっかりと自己の心の中で組み立てられなければなりません。と教えられています。
高尾御宗家が出版された「原典算命学体系」全11巻を始めとする数々の書物は、陰の部分の運命編となります。
上記以外の大半の教義につきましては、高尾御宗家晩年期の「研究科クラス」や「倫道観寺教場」、毎月実施されていた「講演会」等々の中でも教えられています。