習い方で人生が大きく変わる 第二部の①
学習形態を二つに分ける
それでは次に、前者の希望の回答ですが、こちらは算命学の【陽占考糧】という思考法で説明することができます。
まず結論として、「他校と並行して学ぶ」という学習法は、結果として算命学の修得が遅くなるだけでなく、後々の人生の在り方に大きく影響してしまうからなのです。
ここで一つの例を出してみましょう。
◆例 ある人がAさんという占い師さんのところへ行ったとします
「貴方は運が悪い」と言われた
Bさん占い師のところでは、「あなたは運が悪くない」と言われた
↓
その人は、当然迷います
今度はCさんという占い師さんのところへ行くのです
結局、永遠に相談し続けることになるのです
心が振り回されてしまっているのです
要するに、それぞれの占い師さんの事を信じ切っていないのです
その人は、善いのか悪いのかで動いているのです
ここで大切な事は、Aさんに心を預けてみることです。
これは、相談する側の方に心がけが必要になることなのです
① この例を自己確立(貫索星)に向かって、算命学の学びの観点で捉えていってみましょう。(原典算命学体系の内容を多く用いさせていただきました)
◆例 学習形態を二つに分けてみます
Aさんを玉堂星(正当な学問)の学び、Bさんを龍高星(能動的で自ら動く)の学びをするとします。
Aさんには師なり先生が存在することになります。Aさんの教わる分量はかなり大きくなりますので、教わる中には、受け止めることのできない何かが生まれる場合があります。
しかし、その時には受け止めることが出来なくても、いつかは理解できることが来ることもあるでしょう。
もちろん、生涯受け止められないこともあるかもしれませんが、このAさんの学びは受動的で他力的になります。
師から学ぶものに対して、多くのものを自己のものに引き入れようとするには、Aさんの間口を広げて師の一点の知力を最大限に引き込むことにあります。
ここで重要なことは、形式的な自尊心を発揮しないことです。
自分の想念を徹底して落として、力もないのに尊大な自尊心を徹底して無いようにして行くことが出来れば、師の所有する知力を完全に自分のものにしていくことが出来るようになるのです。
もし、学びの途中において、少しでも自尊心が生まれたら、受動的な学びは崩壊していきます。なかなか素直には学びきれなくなってしまうのです。
これは、受験でも同じことが言えます。学びには理屈やプライドを消すことが必要です。
師から学んだ後の行動は、世の中で自身が発揮できるようになるための仕事の進め方や活動力・闘争心といった「車騎星」的な行為となって歩んでいくことになります。
これに対して、Bさんは師を持たない独学の学び「龍高星」的な学びになります。
Bさんの学びの多くは、書物やインターネット等の複数の媒体から得ることになりますが、この人の目標は、未来の自分自身になります。
成功している自分の未来等を想像することで努力していくになりますが、その根底になるのは、自分自身の「我こそは」という自負心と自尊心に支えられていくことになります。
「玉堂星」の学びは、目標は師であり、そこからは「車騎星」的な直情が生まれ、世の中に発揮していく活動(働きぶり)は、結構単調なものになります。世の中で上手に活動していく術を身につけていくのです。
一方の「龍高星」の学びは、自分自身の未来を成功へと導こうとしますので、「牽牛星」的な行為を生み出していくのです。すなわち、地位・名誉を最大のエネルギーを燃焼させて求めていくようになるのです。
Aさんの「玉堂星」の学びは、「車騎星」生む
Bさんの「龍高星」の学びは、「牽牛星」生む