俺の後頭部に、衝撃が走った。
ガブリ「ギャッ!!」
ゼロ「何ですかその叫び声」
はじめ「猫みたい・・・・」
ガブリ「うるせぇ!つか、誰だ!俺を蹴りやがったやつは!」
黑魔「俺だ」
後ろを振り返ると、自分に似ているが、真っ赤に光った殺気を放った蛇のような眼をしていた。
見ていると、飲み込まれそうな深紅の目玉だ。
何だコイツラは・・ 何処だここは。ついさっきまで、布団の中でぬくぬくしていたはずだぞ。
みかんを食いながら。クソッ、俺のミカンを返しやがれ!!
そんなことを考えていたその瞬間、頭に衝撃が走った。
黑魔「ギャッ!!」
ガブリ「俺と同じだ」
はじめ「猫みたい・・・・」
黑魔「うるせえ!誰だおれを蹴りやがったやつは!」
一「あ、あっれぇ~?ここどこですか黑魔さん」
黑魔「知るわけないだろ。おい、あんたら。ここどこだ?」
ゼロ「京都ですけど」
京都?なんで京都にいるんだ?俺がいたのはガイアだぞ。何キロ離れてると思ってんだ。
比較的近いけど。ま、いいか。帰りゃいいわけだし。俺は、体中のポケット、体内、
考えられる場所、隅々まで探して見たが、スマホがない。転送アプリが使えないじゃねぇか。
黑魔「ちッ、めんどくさい事になっちまったな。少しの間、俺たちに宿を貸してもらえないか」
ゼロ「すごく嫌なんですけど」
黑魔「俺だって御免こうむりたいところだがなぁ、野宿とはいかないだろ。そんなわけで、
俺は、黑魔。年齢24歳。能力は、左手の変形」
と言って、左手を液化した後、固めて拳銃のかたちに変化した。すると、俺に似てるやつ以外は、
顔をひきつらせた。俺に似た奴は、まるで奇妙なものでも見たような顔をした。
ゼロ「何ですか、その腕・・・・」
ファースト「ば、化け物!!」
はじめ「・・・・・・・・・・・・・・・・」
黑魔「は?何?どうしたんだよ?俺がどうしたんだよ。まさか、能力を知らないとか言わないよな。
2017年に破壊された大型隕石に付着していたウイルスが、感染して、能力を手に入れたって
小学生で習ったろ」
ゼロ「そんなもの、来てすらいません。そんなウイルスも認知されていません。馬鹿げていますが、
あなたは本当に、この世界の人間ですか?」
俺はこの世界の人間じゃない?それどころか、一もそうだ。俺のことを知っているし、
おそらく、能力も使える。俺たちは、パラレルワールドに飛ばされたってわけか。
意味わっかんね。何でそんなことになったのか。ついでに、俺と一に似てるやつ、
それが目の前にいる。世界には三人のそっくりさんがいるって言うが、似てるってレベルじゃない。
瓜二つだ。どーやって帰ろう。
→To Be Continuity