【介護職の実態】介護施設夜勤実態調査(日本医療労働組合連合会より) | 【介護】 三幸福祉カレッジ(@九州)スタッフ日記

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今回は、「介護職の実態」ということで、

夜勤について述べていきます。

 

「介護職といえば?」と聞くと、

色々な答えが返ってくるとは思いますが、

「夜勤がある」と答える方も多いでしょう。

 

結構マイナスなイメージを持たれることも多い、「夜勤」ですが、

 

先日、「日本医療労働組合連合会」が、
夜勤の実態調査を行い、調査結果を発表しました。
 
昨年と比較して改善傾向が見られない項目もあり、現状の制度に対して警鐘を鳴らしています。
 
 
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*目次*
①介護施設夜勤実態調査
②夜勤実態改善のために
③私たちができる解決方法
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①介護施設夜勤実態調査
特に重要だと感じた点は、以下の通りです。

(1)夜勤形態と勤務時間
・勤務時間16時間以上の「2交代夜勤」は約7割。
・上記に関して、GHでは約9割。
・GH・小規模・看多機では、すべての職場で夜勤が1人体制。
→長時間の夜勤を、少人数で行っている実態がわかります。

(2)夜勤日数
・2交代夜勤において、夜勤が月4回を超える職員数は、全体に占める割合は36.4%。
・1人あたりの月平均夜勤回数は、GHで4.7回、特養で4.5回など、昨年からの改善傾向は見られない。
・看護職場では、「月8日以内(2交代夜勤に換算すると4回以内」という指針が出されているが、
介護職場においては、夜勤回数に法規制はない。
→月5回以上の夜勤を行っている職員も少なくないようです。

(3)夜勤環境
・約4割の施設で「仮眠室がない」状態。
・夜勤協定の「無」が39.3%。
→安心して夜勤できる環境が整っていないところも多いようです。
 
 
②夜勤実態改善のために
白梅学園大学教授の森山千賀子氏は、
介護のあるべき姿に近づけるために、以下の2点のポイントを挙げています。

(1)夜勤体制加算をどのようにして取得し、負担軽減につなげるかについて
・どのような体制、しくみがあれば夜勤職員配置加算を取得できるのか等の
現状を把握し、介護施設同士で学び合うことが大切です。
・情報共有やマニュアルを整備し、夜勤に対する業務負担に配慮した柔軟な働き方と工夫を
業界全体で可視化していくことが求められます。

(2)介護施設は利用者の24時間の生活に関わる生活支援施設だという認識を、
職員全体がもつことが重要
・日勤と夜勤ということではなく、1日のつながりの中で利用者の生活を全体的にとらえ、
24時間の生活リズムを自然な形に戻していくことが介護のあるべきる方であり、
利用者の自立支援につながるのではないかと考えます。
 
 
③私たちができる解決方法
夜勤のことだけに関わらず、管理者の皆様は、
職員様が働きやすい環境づくりについて、考えていらっしゃるはずです。
それが、利用者様へのサービス向上につながるからです。
 
ただ、「人員不足」に悩まされ、夜勤環境改善まで踏み出せない施設様も多いと思います。
最近では、夜勤専従者を配置し、各職員様の負担を軽減することに成功したケースもあるようです。
ただ、夜勤専従者を募集する際に、2交代夜勤制だとなかなか集まりづらいので、
場合によっては3交代夜勤制への切り替えが必要になってくるかもしれません。
 
 
私たちは、介護業界を元気にするために存在する学校です。
 
だから、人員不足に悩む施設様のために、
介護職を目指す方や、介護職として悩みを持っている方を、
責任をもって育成します。
 
そして、人員不足でお困りの施設様に、
育成した方を自信をもって送り出していきます。
 
 
 
これから介護職を目指す方へ
あなたを待っている介護施設がたくさんあります。
まずは学校でしっかりと介護を学んだ後、
現場へ飛び出してみて下さい。
 
あなたの活躍を応援します。