組織票は、多くの場合、その組織の上層部にいる一握りの人に、多大な利益をもたらす | 産経新聞を応援する会

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http://nezu621.blog7.fc2.com/ねずさんの ひとりごとより転載

昨日の都知事選で、田母神先生は、票が及ばず落選となりました。
たいへん残念なことではありますが、実は、残念とばかりはいえないということを、この選挙は明確に示したものといえようかと思います。

というのは、今回の選挙結果は、
 舛添候補 211万票
 宇都宮候補 98万票
 細川候補  95万票
 田母神候補 61万票
です。
このうち上位の3候補は、それぞれ組織票がバックについた得票です。

逆にいえば、組織票を持たず、しかも公示の直前に出馬を決められた田母神先生が、なんと61万票も集めたということは、たいへんな驚異だということです。
そして、組織票を持たない田母神先生が61万票を集めたということは、政治を知る人の一般の民意は、田母神候補支持であった、ということです。

ご存知の通り、組織票というのは、組織の上位にいる人が決め、その下位の人たちが右へならえで、その候補者に投票をするものです。
逆らえば、陰に陽に組織上層部から何らかのペナルティを与えられます。

たとえば官庁の場合ですと、入省時からの先輩後輩の関係があります。
国の官庁の場合ですと、出世から定年後の再就職の斡旋まで、すべて先輩後輩の関係のなかで決まります。
この人間関係を損ねると、出世の道が閉ざされるだけでなく、地方に左遷されたり、役職から外されたり、給料が上がらなかったり、下手をすれば何らかの責任を取らされて、追い出されてしまうことさえもあります。
とりわけ定年後の再就職などは、いまのような就職不況の時代においては、これはもう家族の生活のかかったたいへんな問題でもあります。

また、仕事の関係では、特定の先から仕事をもらっている場合、そこからの頼み事(誰それを応援してね)を、拒否すれば、次から仕事をもらえなくなります。
生活がかかっているのです。

他にも宗教団体票などもあります。
これも、「言うことをきけば幸せになれる。きかなければ不幸になる」とされるのですから、家族の幸せを願う信仰主婦層などは、まさに命がけで選挙応援をします。

そして選挙では、これが何より「固い票」になります。
つまり、組織の頂点にたつ、ほんの一握りのひとの意思が、末端にまで強い影響をもたらす。
これが組織票と言われるものです。
そしてその組織票は、多くの場合、その組織の上層部にいる一握りの人に、多大な利益をもたらすものでもあります。

これに対し、今回、田母神候補が集めた票は、ひとりひとりが情報と問題意識を共有し、ひとりひとりの支持者が、自分の意思で投票をした数字です。
こうした、「ひとりひとりが情報を共有して、ひとりひとりが結束し、結ばれて国の政治を行う」というのが、天照大神(あまてれらすおおみかみ)から綿々と続く、わたしたちの国の「シラス」という、本来の国のありかたです。
そして戦後68年の長い洗脳教育の結果、日本人はこのような日本的思考を一切教えられずにここまできていながら、「シラス」国を求めて目覚めた人たちが、なんと全投票数487万票の12.6%を占めるに至ったということです。
これは凄いことです。

その凄味の意味は、逆に固い組織票による支えを持った候補者から、その組織票による得票数を引いてみたらわかります。田母神候補の圧勝なのです。
また、このことは同時に、田母神候補に、もし組織票がついたらなら、勝敗はまったく別な様相を呈したであろうということです。

結果は、舛添氏が勝ちました。
このことも、もしかすると神々のご意思であったかもしれません。

古事記によれば、天の岩戸が開く前、太陽神であられるアマテラス様が岩戸にお隠れになられたことで、この世は闇に閉ざされ、ありとあらゆる魑魅魍魎が跋扈したとあります。
ところが岩戸が開くことによって、この世に光が戻ると、たちどころにそれらの魑魅魍魎たちは、その正体を晒し、この世から消えて行ったとあります。

魑魅魍魎というのは、闇の中であればこそ、縦横無尽に跋扈できます。
けれども、この世に光が戻れば、そのみにくい正体が、まさに「白日のもとに晒される」からです。

私は、以前の衆院選で自民党が圧勝し安倍内閣が誕生したとき、これは「天の岩戸が開いたのだ」と書かせていただきました。
あのときから、この世には、情報という名の「光」が降り注いでいるわけです。

そして舛添氏に代表される魑魅魍魎が、今回の都知事選で、見事に正体を晒すことになりました。
本来ならば、女性問題や隠し子、あるいは妻に対する暴力や、政党助成金を私的な借金返済に回すような不埒な人物を、都知事に推すなどということは、ありえないことです。
しかもその候補は、自民党を勝手に離党した候補です。
にもかかわらず、そこに票があつまる。
利権が絡む。
そしてその候補が当選する。

こうした異常性は、組織票そのものの問題として、これからグローズアップされてこようかと思います。
とりわけ、国政よりも少ない票数で帰趨の決まる地方行政に関して、こうした「ごく一部の上層部の利権によって票の帰趨が決まる」ということの異常性、あるいはそれ自体は良いとしても、その上層部の在り方、つまり民よりも上層部の利権を優先するという思考そのもの、(=これがウシハクです)は、これから、日本社会の大きな問題として、クローズアップされると思うのです。

つまり、舛添知事の誕生は、戦後日本に巣食った闇そのものを、すべて白日のもとに晒すという結果を招くことになるであろうということです。

先般、明治維新のことをすこし書きましたが、維新の志士たちが脱藩浪人となって、黒船来航以降の国の行く末を憂いて行動を起こしていた時代が、まず、ありました。
脱藩浪人たちは、貧困にあえぎながらも、個人のお金で全国を渡り歩き、なかには徒党を組んで乱暴狼藉を働く者立ちもありました。
その一方で、一般大衆は「ええじゃないか」運動のように、何もかも忘れて、踊り明かしたりという騒動も起こっていたわけです。

そしてこの時代、コレラが大流行し、多くの人命が失われるという事件も起こり、さらに反動として、安政の大獄が起きて、吉田松陰や橋本左内などの諸藩の志士達がまとめて打ち首になるという事件も起こっています。

そしてそういう時代を経て、長州(これがいわば組織票です)が、藩としてたちあがり、これに薩摩や土佐、肥前などの諸藩が呼応し、明治維新が成し遂げられていくわけです。

日本は、7世紀の大化の改新で、日本という国の基本形が確立され、19世紀の明治維新によって、再び日本のあたらな枠組みが開始されました。
そして先の大戦の敗戦後、いま日本は、三度目の新たな建国の節目が来ているといえます。

あるいは、明治以降の日本を俯瞰したとき、いちおう、基本的に幕末の不平等条約は明治44年に解消されて、日本は、欧米列強と対等な国になれたとされていますが、実は、そこでいう治外法権が完全に撤廃できたのが、戦時中の昭和17年だったことを考えると、日本が世界の諸国と不平等ではない対等な関係を真に構築できたのは、実は明治以降、昭和17年から昭和20年までの、わずか3年間だけのことであったことがわかります。
そして昭和20年以降の日本は、明らかに米国を筆頭とする連合国の属国です。

ということは、明治維新に始まる、世界の諸国と対等な関係を構築していく、というわたしたちの国の理想は、実は、いまなお継続中であるということもできます。

つまり、日本は、いまだ、明治維新の延長線上にある。
つまり不平等な関係を解消して、世界の国々と普通に対等に付き合える国となるべく、奮闘中であり、その意味で、明治維新は、いまなお継続中であるとも、いうことができるわけです。

そうしたなかにあって、今回の都知事選が、あらためて明確にしたことは、ひとつは、田母神候補の得票数に明らかなように、すでに1割を超える日本人が目覚めつつある、ということ。

そしてもうひとつは、日本が変わるためには、今後、組織票を味方につける戦いが必要である、ということがあります。

そしてその組織票は、大国主神話に明らかなように、「シラス」をちゃんと理解した、支配と隷属を旨とする「ウシハク」ではない組織、それが動く、もしくは動かして行くということが、これから何より大切になってくるのではなかろうかと思います。

第一次長州征伐で、幕軍の中心となって活躍したたのは、薩摩藩でした。
長州と薩摩は、いわば仇同士だったわけです。
けれど、両藩は、国を変えるために手を握り、ついに7世紀以降の朝廷政権も、12世紀以降の武家政権も否定し、新たな国つくりのための大きなエネルギーの中心核となりました。

いま、保守に求められていることは、互いの批判や対立ではなくて、どこまでも人と人、組織と組織を繋ぐ、「むすび(結び)」であろうかと思います。

わたしたちの国の根底にあるのは、どこまでも和と絆と結(ゆ)いです。
政治家や政党の話を聞いても、やたらに対立をあおり、闘争をしかけるという政治手法には、多くの日本人は疑問符を持っていると思います。

もちろん、話してわからない相手に対しては、鉄の制裁を加えることも大切ですが、アマテラス様がスサノオがやってきたときに、武装して出迎えながら、誓約(うけひ)を行われたのと同様、日本の心の本質は、どこまでも和と絆と結いにあります。

個人の戦いから、組織を紡(つむ)ぐ、戦いへ。
わたしたち、日本を愛する日本人の戦いは、新たなステージにはいったと思います。

日本人らしく、笑顔で前進してまいりたいと思います。

お知らせ

高き屋に、のぼりて見れば煙立つ、民のかまどは賑わいにけり」 

という『御製』 があります。この『御製』は第16代天皇・仁徳天皇が詠まれました。産経新聞を応援する会は、皇室が受け継がれる思いやりの心の前にすべての国民が対等(平等)とするのが日本国であると述べてまいりました。「思いやりの心の前」とはどういう意味かとの問い合わせに関しては、あえて順番(序列)をとのことなら陛下が零番(適切かどうかは別にして)、「すべて対等(平等)」とはどういう意味かの問い合わせに関しては、どうしても順番(序列)にこだわるのなら、国民個々の努力と考え方、価値観次第で、10番にも1番にも 0.1番にも0.01番にもなれる思えること、とお答えしています。今日の世界では、どこの国の元首も人民の幸福を願うことが当たり前になっていますが、もともと、世界標準の一般的な帝王とは、土地と人民を一元的排他的に隷属支配する絶対権力を意味していました。 

仁徳天皇 民のかまどにみる聖帝物語 ←(youtube)


   庶民万民を宝とされおほみたから」と呼ばれた皇室もしくは王室は


日本以外にありません。
        
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3.夫婦はいつも仲むつまじく(夫婦の和)4.友だちはお互いに信じあって(朋友の信)
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